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つい食べ過ぎることの科学的な理由

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たまに、スナック菓子やジャンクフードの類いを、猛烈に食べたくなるときがある。ダイエット的によくないとわかっていても、誘惑に勝てずつい手を伸ばしてしまう…。そんな経験、誰しもあるはずだ。

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しかし一方で、“美味しい”と強く感じるものは、体が必要としているものであるとの説も耳にする。その理屈からすれば、脂っこいものでも甘いものでも、欲しているなら食べた方がいい気もするが…。サイエンスライターの佐藤健太郎さんに聞いてみた。

「いわゆる“うま味”の正体は、イノシン酸やグルタミン酸であることが化学的に判明しています。イノシン酸は細胞に含まれる成分ですし、グルタミン酸はタンパク質の重要な部品の1つ。つまりどちらも体にとって摂取すべき重要なものであるため、人間はこれを美味しく感じられるように進化したといわれています。甘味についても同様でしょうね」

でも、もし好きなものを好きなだけ食べていたら、肥満になって結果的に健康を阻害するような…。

「脂肪は人体にとって、非常に効率のいいエネルギー源です。長い人類の歴史の大半は、飢餓や栄養不足に悩まされてきました。そのため、人の体は糖分や脂肪を可能なかぎり貯めておくよう適応したと考えられます。現代では食糧事情が豊かになり、肥満がむしろリスクとなるような国も増えましたが、この変化に人間の体はまだ対応できていません。そもそも食糧事情が豊かになったといっても、先進国に限った話ですし。もしかすると、遠い未来には、一定量の脂肪を蓄えたら食欲に歯止めがかかるような仕組みが体内に生まれるかもしれませんが…」

もしそうなったら、ダイエットも楽ちんだ。しかしもちろん、そういった進化を待っているわけにもいかない。この恵まれた時代に健康を維持するためには、やはり強い意思で手綱を締めるしかないのだ。
(友清 哲)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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