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「旅」のなかではあなたがストーリーを創って主人公になれる

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著者撮影

TRiPORTライターの石渡航平です。
皆さん、「旅」と「旅行」の違いとはなんだと思いますか? 実際、「そんなこと、ただ言葉の問題であって取るに足らないことだ」と思う方も多いかもしれません。僕もそう感じます。その違いは自分で定義づけるものであって、誰かに決められるものではないと。しかし、自分はどのように思っているのか、改めて考えてみようと思います。

今回は、「旅」と「旅行」の違いについて考えてみたいと思います。

旅行はインプット

僕は、「旅行」というのは決められたプランで、その国を見てまわる「インプット」だと思っています。必ずその国を知っている人がそばにいて、決められたホテルに泊まり、雑誌に載っている観光地を歩く…。言うならば、決められたレールに沿って見てまわるもの。それが「旅行」だと思うのです。

そして、それは「インプット」だと考えています。

インプットはとても大事なことであって、インプットがなければアウトプットもできません。初めての国に行く場合や、少ない日程で行くとき、それは旅行になりやすく、他の人が歩いたことのある道を、その通りに歩くことは、安心で心地よいこともあると思います。

特に、少々危険な国へ行くときは、決められたコースを歩めば安心です。何か思い立って、世界中の国へ行き、様々なことを経験して自ら貴重な体験をしても、「生きて」帰ってこなければ、意味がありません。「生きて」帰らなければ、それは「旅行」でも「旅」でもなく、ただの「無謀」という虚しい結果に終わってしまいます。

旅は創り出すもの

Hideki Tanaka 「モロッコ:アーティストを魅了する国

旅というのは「インプット」と「アウトプット」の両方ができるものだと、僕は考えています。自分で何かを考え、道を創る。そして道の途中で、何かを感じ、そしてまた新たな道を創る。ルートが決まっていないからこそ、0からのスタートだからこそ、自分で創り出す必要があり、「アウトプット」していかなくてはなりません。何かを感じることで「インプット」し、それらが自分のなかで相互作用することで、また新しい道を創り出す。

旅というのは、そのようなことの繰り返しだと思うのです。

大事なことは「自分で決める」ということ。誰かに決められるのではなく、自分で選び、そして進むからこそ、旅は人生と似ているといわれる所以だと感じます。

好きな形で出ればいい

Daisuke Takishima 「インド放浪記

結論から言うと、「旅行」と「旅」は似ています。様々なことを考えましたが、その違いはただの言葉の問題だけなのかもしれません。そして意識して変える必要もないのかもしれません。再定義することでもないのかもしれません。

しかし、「旅」という言葉が持つ不思議な魔力に、今まで本当に多くの人たちがその答えを探し、取り憑かれ、そしてその疑問は果てることなく続いていくものだと思います。この文を読んでくれているあなたもその一人かもしれません。

「旅」のなかではあなたが主人公で、あなたがストーリーを創り、自分探しも、自分創りもできる。ただ一つ言えることは、旅行や旅は新しい世界を見せてくれるものです。

他の国の若者たちは、高校卒業後や、大学卒業前に長い休みを取り、世界へ旅に出る人が多く、僕がオーストラリアにいたときも、アジアの国々をまわったときも、至る所で世界を旅する若者たちに出会いました。そこには言葉や日本の地理的な要素もあるのかもしれません。

しかし、その「外に出る」という行為自体が今世界に広がる問題、たとえば人種差別やテロ、宗教問題、戦争などへの理解を深め、新しい風を吹き込んでくれます。世界の若者たちと話していると、様々な「歴史」について深く知っていることが多く、自分の無知さを恥じたことも多々ありました。

教科書では教えてくれない、ニュースでは流れないことが世界に出ることで「感覚」として、はっきりと感じられる気がします。だから「旅行」も「旅」も出れるときに、あなたの好きな形で行けばいいと思うのです。

それは決して、無駄にはならないから。

(ライター:石渡航平
Photo by: 石渡航平

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*Hideki Tanaka 「モロッコ:アーティストを魅了する国
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