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ヨガやべえ!癒やしを得る瞑想方法をインドで学ぶ

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3月20日(金)に両国国技館でヨガのイベント『インターナショナル ハピネスフェスティバル』が行われる。このイベントでは、主催である『The Art of Living』を創設したシュリシュリ・ラヴィ・シャンカール氏も来訪し、音楽や瞑想、エクササイズなどが扱われる。本記事はそのイベントの核となるであろう”ヨガによる癒し”を事前に体験すべく『The Art of Living』の本拠地であるインド・バンガロールのアシュラム(修行場)に伺った様子をレポートしたものだ。

入国早々に「ヨガを舐めるな」と思い知らされる

トランジットも含めおよそ16時間ものフライトの後にインドに到着した我々だが、早速打ちのめされた。というのも記者が入国審査官に対し「ヨガの取材で来た」と伝えたところ、何故か寝掘り葉堀りと質問攻めに。簡単に言ってしまえば入国理由を疑われてしまったのだ。確かに全うな社会人とは胸を張って言い切れない記者ではあるが、それでもそこまで疑わなくても……、と軽く泣きそうになる。何とか納得して貰い入国審査をパス出来たのだが、終わり際に全く予想だにしない理由を聞かされた。その理由とは

「滞在期間が3日しかないのにヨガを取材?おいおい、最低1か月は必要だろ?」

なんということだ。彼らの常識では「ヨガを学びに3日間」というのは、あり得ない回答だったのだ。まだ何一つヨガを理解していなかった記者であったが、このやりとりのお陰で「ヨガやべえ」という意識がビシバシと高まるのであった。

ヨガの基礎レッスン

到着初日は深夜になったこともありすぐに就寝。翌日から(僅か3日間ではあるが)朝から晩までヨガを学ぶことになる。ちなみに今回滞在するアシュラムは非常に綺麗で清潔であった。「インドに行く日本人は150%お腹を壊す、2人に一人はもう一度お腹を壊すから150%なんだ」と脅されての出国であったが、蓋を開けてみればこの取材で訪れた日本人取材班16名は特に体調を崩すことも無く健康的な生活をすることが出来た。

現地では、簡単な施設見学なども挟んだものの、朝の7時から日没までヨガの基礎レッスンを行い「あわよくばインド観光も」と目論む記者の狙いは儚くも潰えてしまった。とは言え、ヨガの体験は非常に贅沢な時間であり、かつ日本では味わえない不思議なものであった。というのも、当初のヨガのイメージとして「立木のポーズ」やら「英雄のポーズ」といった”体をストレッチしながら体幹を鍛えるもの”といったことを行うとばかり思っていたのだが、今回は期間が短いこともあってか、そのような時間はちょっとだけ。ここ『The Art of Living』で最も長い時間をかけて学んだことは”呼吸法”・”リラックス法”であった。背筋を伸ばして胡座をかき、ゆっくりと吸い、少し息を止め、またゆっくりと吐き出す所作を繰り返す。風のせせらぎ、鳥の鳴き声、そして一緒にヨガをやる人達の呼吸音だけが聞こえる中、指導する先生の声に従うがままに、ただただ静かに呼吸をし、体をリラックスさせていく。

瞑想状態とは何なのか?

しばしの間、呼吸のみに集中することで、いわゆる”心が穏やか”な状態になっていく。日々のあれこれや、日本に積み残した仕事の心配などに思いをはせることもあったが、それも丁寧に呼吸を続けていくことで泡のように消えていった。そんなリラックスした状態から、続いては仰向けで寝そべるように指示を受ける。寝そべりながら、再びゆっくりとした呼吸を続けていくと、時には睡魔に襲われることも。思わず寝てしまい恐縮する場面もあったが、それに対しては先生から「体が求めているのだから無理をしないでいいですよ。」と優しいお言葉を頂戴する。そこで、再びリラックスして呼吸を続けていく。ただただ静かに、呼吸に意識を集中して。良きところで終了の合図の声が聞こえると、外は夕暮れになっており、その時間経過にビックリもした。先生の言葉を借りれば「自分の心と向き合う」時間を作ることが出来たわけだが、正直記者にはその考えは難しい。そこで、自分の言葉で誤解を恐れずに言わせて貰うが、まるで「うたた寝をしていたかのような安らぎを感じつつ」何時間も過ごすことが出来たのだ。

いるだけでリフレッシュ出来る穏やかな世界

このアシュラムは世界中から多くの人々が訪れることから、修行場以外にも宿泊施設・レストラン・お土産屋さんなどあり、更には農場や病院、貧しい子供達の為の学校もあるなど、一つの町として完成されていた。そんな中で楽しみなことと言えば食事だ。三食付きのツアーであったが、食事の時間では、まるで給食のように決まった時間に集まり、使用した食器は自分で流し場で洗わねばならず、そもそも食事の内容もベジタリアンフードのみ。……と、こう書くとストイックに感じるが、だがそこは流石インド。様々なスパイスが効いており毎回の食事が楽しみなほど美味しい。またこの敷地内は全面禁酒・禁煙、更にコーヒーや紅茶などのカフェイン類すらも扱っていない。とは言え、強制される訳でも無く、敷地外には自由に出られ、好きに振る舞える。全ての行動はあなた次第ですよ、という放任主義で、それがまた心地よい。なおヘビースモーカーを自負する記者自身、大変驚いたのだが、結果的にこの3日間、全くのストレス無くタバコを吸わずに過ごすことが出来てしまった。これもまた瞑想による”癒やし”の効果なのかもしれない。



シュリシュリ氏に対面

『The Art of Living』の創設者であるシュリシュリ・ラヴィ・シャンカール氏とは何者なのか。氏は雑誌『Forbes』において”インドで影響力のある7人”として挙げられたこともあり、現在も150カ国以上を周り効果的な心身のストレス解放や、ボランティア活動を行っている。取材中に我々一行はシュリシュリ氏と直接お話をする機会も得たが、絶えず笑みをたたえ、また耳に残る穏やかな話し方をされる方であった。

また毎夜行われたのがサットサング(集会)だ。シュリシュリ氏と直接会話が出来るチャンスでもあり、アシュラム内外を問わず多くの人々が参加をするのだが、この集会自体、音楽に溢れておりちょっとしたお祭りのような状態だ。最後の夜には我々取材班も屋外ステージに招かれ日本の歌を心ばかりのプレゼントとして送らせて頂いた。特筆すべきは今回の取材班として参加した、お笑い芸人のキックさんだ。大観衆を前に通訳を介してのネタを披露したのだが見事観客からの爆笑を勝ち取った。また同席したシュリシュリ氏も肩を震わせ笑っていたことも記録として残しておく。


なかなか機会のない本格的なヨガ体験であったが、感想としては”心を穏やかにする=ストレスが取り除かれる”という実感はあった。これは神秘的な話でも何でも無く、色々と忙しい日常の中で、およそ20分程度の時間、瞑想(というレベルにも至ってないかもしれないが)をすることで慌ただしさへの心の整理が付いた、というだけだ。文章ではなかなかお伝えするのは難しいが、興味ある方は3月20日に行われる『インターナショナル ハピネスフェスティバル』に参加をし、”心の穏やかさ”を体験してみては如何だろうか。

最後に一つだけ。アシュラム敷地内には多くの犬が闊歩していた。人に気付けば近づいて一緒に歩き、また日中の大半は足を投げ出し隙だらけで眠っていた。あまりのリラックスぶりに「こいつも瞑想しているのか?」と思うくらい穏やかに寝ている。正直、寝姿はかわいく、また何よりも羨ましさを感じてしまった。

イベント情報

『インターナショナルハピネスフェスティバル』

日時:2015年3月20日(金) 19時~(開場は17時30分~)
場所:両国国技館
主催:アート・オブ・リビング
協賛:株式会社ベンチャーバンク

チケット購入ページ
http://happiness-festival.jp/ja/[リンクはこちら]


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記者:

インターネットの賑わっているところに大概参加をしながら約20年。 ここ最近はニコニコなどの動画サイトを根城にしつつ、何だかよく分からない生活を送る。 生放送においては過去に、日本全国を生放送をしつつ巡ったり、ヨハネスブルグ、ジンバブエ、カザフスタンなど「そもそも回線は大丈夫なの?」といった場所から生放送を行ったことも。 しかし、一番好きな場所は『自分の部屋』とのたまう、自称「世界で一番忙しいニート」・「世界で一番仕事をしない自宅警備員」。

ウェブサイト: http://com.nicovideo.jp/community/co7201

TwitterID: higeoyaji

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