プロ野球、体重が増えた人、減った人。体重アップで成績アップか、批判アップか?

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プロ野球、体重が増えた人、減った人。体重アップで成績アップか、批判アップか?

 寒い季節は体を動かすのが面倒な上に宴会ごとも多いため、どうしても体重が増えてしまう季節。それはプロスポーツ選手でも例外ではない。春季キャンプ中のプロ野球でも、「体重増」の選手のニュースがよく話題にのぼる。そこで、プロ野球のうんちくに詳しいスマホサイト『週刊野球太郎』編集部に、今季のプロ野球で体重の増減が激しい選手についてのエピソードを聞いた。

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 一昔前のプロ野球選手にとって、オフは文字通り、体を休める時期。春季キャンプに入ってから、急いで体重を落とす光景もよく見かけた。ただ、最近の選手はオフでもトレーニングを欠かさない選手が多い。それだけに、キャンプに「体重増」で臨む選手の多くは、筋力アップや意図があって体重を増やすケースがほとんどだ。

 今季も二刀流として注目を集める大谷翔平(日本ハム/写真)は2キロ増の約95キロでキャンプイン。本人も「まだまだプロとしての体を作っている途中」と語るように、イベントやメディア出演で忙しいオフの合間を縫って筋力アップに成功した。その成果か、投手としての初の実戦形式でいきなり155キロを計測。打者として初の実戦形式ではいきなりホームランを放つなど、順調な調整具合を見せている。

 その大谷の高校(花巻東)の先輩・菊池雄星(西武)は体重100キロ超えでキャンプイン。プロ入りした5年前は80キロ前後だったことを考えると、その増加具合は凄まじい。もちろん、この体重増はトレーニングの賜物。このオフはロサンゼルスやハワイのトレーニングジムに通い詰め、筋力アップに勤しんだ。球威を増すための体重増だが、体のキレを心配する声も多い。

 プロ入り3年目にして初の1軍キャンプとなった鈴木誠也(広島)は9キロ増でキャンプイン。昨季シーズン後の21U野球ワールドカップでは日本代表のクリーンナップを務め、大会ベストナインにも輝くなど期待値が高い選手だ。1年を通して活躍できるように筋力アップで体重を増やしてきたが、その効果を発揮できるかどうか。まずはレギュラー奪取を目指したい。

 昨季の日本シリーズで大活躍を見せた武田翔太(ソフトバンク)は11キロ増でキャンプイン。完投できる投手を目指し、オフは自転車トレーニングで下半身強化に努めたという。

 このように、狙いをもって体重を増やしてきた若手に対して、外国人選手はただただ重くなってシーズンに臨むケースが多い。

 昨季のパ・リーグ本塁打王のメヒア(西武)は8キロ増でキャンプイン。トレーニングの成果では全くなく、オフの間は家族とゆっくり過ごしていたという。実際、キャンプでは動きにキレがなく、打撃練習でもボテボテの当たりばかり。年俸が昨季の3600万円から1億8000万円(プラス出来高払い)に大幅に増えたことでハングリー精神がなくなってしまったか!?

 セ・リーグの最多勝男・メッセンジャー(阪神)は昨季から2キロ増の122キロでキャンプイン。ただ、この122キロは自称。チーム内でも「130キロはあるはず。太り過ぎ」という声があがっていて、今後、大好物のラーメン禁止令が出るのも必至だ。

 体重が増えた選手がいる一方で、ギュッと絞ってキャンプインした選手もいる。特に体重減が凄まじいのが2人の大砲だ。

 ソフトバンク4番・李大浩(イ・デホ)はサイパンでの自主トレで走り込み、昨季のシーズン中からは4キロ減、オフの優勝旅行時の137キロからはなんと10キロも減量してキャンプイン。あまりのスリム化に、報道陣だけでなく、球団関係者も「あれ、誰だ?」という反応だった。

 日本ハムの4番、中田翔はオフの最高体重106キロから8キロ減となる98キロでキャンプイン。大阪桐蔭高の先輩・西岡剛(阪神)とのハワイでの自主トレで走り抜き、さらには禁酒も断行しての結果で、筋力ではなく体脂肪が落ちた、と本人もその成果に自信があるようだ。昨季、初の打撃タイトルとなる打点王を獲得した“日本の4番”は、落とした体重の分だけ飛距離を伸ばし、念願の本塁打のタイトルも獲得したい。

 体重が何キロだろうが、結果さえ残せば不問となるのがプロの世界。果たしてシーズンではどんな成績を残すのだろうか?

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