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「岡本太郎さんと勝手にコンビを組んで生まれました」 タナカカツキさんの『オッス!トン子ちゃん』がついに文庫化!

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 『バカドリル』『コップのフチ子』などで知られる漫画家・タナカカツキさんのコミック『オッス!トン子ちゃん』が、1月21日に文庫化された。

 同作は2003年に発表された単行本、2009年に登場した続編を収録したもの。天真爛漫でぽっちゃり体型のフリーター・トン子ちゃんが、アートや笑い、恋愛に奮闘する物語。

 ギャグ要素が満載でありながらも哲学的な要素を持った作風が、じわじわと胸に響くと読者の間でも人気が高い作品のひとつだ。文庫化によせて、著者のタナカカツキさんに話を聞いてみた。

 率直な感想を「大変うれしく思います。まだ『トン子ちゃん』を知らない読者へ届くこと――そんな機会を与えていただけたことに感謝です」と喜びもひとしおの様子。

 「『オッス!トン子ちゃん』は2000年頃から描き始め、最初は自費出版でした。誰に気を遣うこともなく、楽しく描いていたので特別苦労したことはありません」と制作当時を振り返る。

 しかし、初期に自費出版を行ったがゆえの悩みもあるようで、「未だに在庫を抱えていて、倉庫のレンタル料を毎月払い続けています」と苦笑した。

 岡本太郎の作品集を手にして衝撃を受けたトン子ちゃんが、大胆にも岡本太郎美術館に忍び込むというストーリーが展開される同作。昨今の岡本太郎ブームを牽引したと言われることも多い。

 「そんな……とんでもありません。岡本太郎ブームは、岡本敏子さん(岡本太郎のパートナーで、後に養女になった。岡本太郎記念館の館長を務めた時期もある)が腕まくりしてがんばったからですね。本屋に行けば太郎さんの本がたくさんあるので、嬉しく思っています」

 『バカドリル』『コップのフチ子』など、ヒット作を多く生み出すタナカカツキさん。同作については「『バカドリル』は天久聖一と、『コップのフチ子』は奇譚クラブとコンビを組んで生まれました。そして、亡くなった岡本太郎さんと勝手にコンビを組んで生まれたのが『オッス!トン子ちゃん』です」と作品誕生の背景を語る。

 最後に今後の展望について「トン子ちゃんのLINEスタンプがすでに販売されていますのでチェックしていただけるとうれしいです。さらに将来的には、グッズの展開をひっそりと始めるかもしれません」と気になる情報を教えてくれた。

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