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【Interview】命の尊さを伝える妊活アプリ「コウノトリ」から学ぶこと

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青空の中、コウノトリが赤ちゃんを運ぶ、かわいらしいステッカー。都営線を利用する人なら、最近車内で目にした記憶があると思う。

絵本の挿絵のようなその絵柄は、子どもを望むカップルのための妊娠&妊活アプリ、「コウノトリ」のイメージイラスト。

アプリの運営企業、アマネファクトリーが都営線とタイアップし、大江戸線、三田線、浅草線の各優先席エリアにて、ステッカー広告として展開したもの。

マタニティマークの配布など、首都圏のメトロ各線では、、妊娠中の女性に対する気遣いを、積極的に啓発している。今回のタイアップは、「人生の大切なイベントをより楽しく、幸せに」をコンセプトとする同社ならではの、広告手段といえるだろう。

開発に携わったデザイナーの谷本 純(たにもと じゅん)氏は、アプリを通して、妊活カップルをつなぐきっかけを作りたいと語る。「コウノトリ」は単なる妊活アプリではない。命を授かることの尊さをさりげなく示唆する、優しくも頼もしいサポーターなのだ。

友人のママたちの声から生まれたアプリ

Q1、まずは、「コウノトリ」開発のきっかけと経緯から、お聞かせください。

「コウノトリ」はアプリ企画者の実体験と、友人の「ママの声」をきっかけに生まれました。

「妊娠しやすい日をパートナーに言いづらい。誰かが伝えてくれればいいのに」「パートナーが忙しく、排卵日にタイミングを合わせるのが難しい」「子作りしたいけど、慌ただしい毎日で排卵日を忘れがち」など、多くの声を聞きました。

また、これを聞いた男性からも女性を労わる気持ちや、子作りに対して前向きなコメントが挙がりましたが、その一方で「サポートはしたいが、常にそれを意識しているのもストレス」という意見もありました。

こうしたことから、子作りのタイミング合わせが、妊活の大きな障壁になっていることに気づきました。そこで、それらの意見を踏まえながら、思考錯誤を重ね、男女共に平等で気持ち良く使える機能と、UIを備えた妊娠&妊活アプリ、「コウノトリ」を開発したのです。

Q2、「コウノトリ」とは、どんなアプリなのでしょうか。

妊娠の「タイミング合わせ」をメインの目的とする、唯一の妊娠&妊活アプリです。

まず、カップルでアプリをダウンロードし、お互いを招待コードでつなぎます。

女性が自分の生理情報を入力すると、そこからオギノ式計算方法により、排卵日・妊娠可能日、産み分け目安日が算出され、アプリに予測表示される仕組みです。

子作りのタイミングは男女双方に、自然にそれとなく通知されます。個人を特定するような情報は、一切不要です。

また、妊活においてストレスは大敵と考えていますので、情報過多でストレスにならないよう、カップルのタイミングを取ること、コミュニケーションのきっかけを作ることに、重きを置いています。

ユーザーの意見を踏まえ、積極的に機能を拡張

Q3、都営各線にて広告展開されましたが、この媒体を選んだ理由について、お聞かせいただけるでしょうか。

「妊活カップルの応援の目的=妊娠」なので、まだ認知度が低いマタニティーマークを応援することが、妊活カップルの応援につながると考えました。

マタニティーマークが掲示される優先席付近には、妊娠されている方、子育て中の方が多くいらっしゃいます。「赤ちゃんが欲しいな」と思ったときに、ふと「コウノトリ」アプリを思い出し、気軽にご利用いただければ、と願っています。(中略)

Q4、今後の展開について、教えてください。

アプリのバージョンアップについては、当初よりご要望の多数あった「基礎体温管理機能」を、2月にリリースする予定です。

生理情報や不妊治療の内容等をパートナーと共有したい、というユーザーさまのご意見もありますので、そちらも「コウノトリ」の強みを崩さない範囲で、どのように反映していくか検討中です。(中略)

赤ちゃんを授かりたいと思って過ごしている時期は、そのときは長く感じますが、人生の中では本当に短いものです。そんな輝ける時期をもっと楽しんで、小さな幸せを積み重ねて過ごしてほしい、そんな思いを、アプリを通して伝えていきたいですね。

コウノトリ

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