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飲酒運転に対する厳罰化、そのきっかけになったのは?

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Q.

 従来、刑法の業務上過失致死傷罪で取り扱われていた飲酒運転にまつわる事故。これが現在は厳罰化が進み、危険運転致死傷罪が新設されるに至りました。

 さて、厳罰化のきっかけとなった最初の事故は次のいずれでしょうか?

(1)1999年に発生した東名高速飲酒運転事故
(2)2006年に発生した海の中道大橋飲酒運転事故

A.

正解(1)1999年に発生した東名高速飲酒運転事故

 そもそものきっかけになったのは、東名高速飲酒運転事故です。この事故の概要としては、酒を飲んだ運転手が運転する大型トラックが乗用車に突っ込み炎上。後部座席に座っていた子ども二人が亡くなるという痛ましいものでした。偶然現地に居合わせた人が撮影した映像で、ろれつの回らない運転手がうわ言を言い、乗用車から脱出した子どもの母親が助けを求め、叫ぶ姿が世間に衝撃を与えました。

 その後、平成13年(2001年)に危険運転致死傷罪が新設され、一気に厳罰化が進んだという経緯があります。その甲斐もあってか、警察庁の調査によれば、平成12年に年間26,280件だった飲酒事故の件数は平成25年には年間4,335件まで減少しています。
 しかしながら、それでも多数の飲酒事故がある実情に、「例えば、教育や環境整備など厳罰化以外の手だても重要ではなないのではないか?」という意見もあるのが実情です。

 なお、2006年に発生した海の中道大橋飲酒運転事故は、飲酒運転による死亡事故を起こした後に、悪質な隠ぺい工作が行われた事案です。この事故を受けて、2007年に飲酒運転とひき逃げの罰則強化を柱とした道交法の改正が行われています。

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飲酒運転に対する厳罰化、そのきっかけになったのは?

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