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「1位 水泳(68%)、2位 英語・英会話(56%)、3位ピアノ(48%)」…これは親が子供に習わせたいと思うお稽古の人気ランキングだ。マタニティ・ベビー・子供用品の通販サイト、リクルートの「赤すぐ」が調査したところ、98%の親は子供にお稽古をさせたいと考えているという。子供のうちから色んな経験を積ませたい、と思う親心の表れだろう。

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だが、そんな親心にはひとつの壁が立ちはだかっている。子供が未就学児の場合、専業主婦(夫)世帯でないと「送り迎え」ができず、平日はお稽古に通わせられないのだ。フルタイムで働く母親が増えるなか、「平日にお稽古をさせたくても、できない」という悩みを抱える共働き世帯は多いという。

「子育て世代における“おけいこニーズ”の高さは、専業主婦世帯も共働き世帯も変わりません。特に20代・30代では、共働き世帯の女性の約6割が『子どもの習い事に関心がある』と回答しています(赤すぐ総研「乳児のパパ・ママ意識調査」より)。しかし、従来のお稽古は、低年齢だと『親といっしょ』が主流。専業主婦世帯なら平日でも通わせられるけど、共働き世帯だと週末を使うしかない。かといって、土日にお稽古を集中させると、週末に家族で過ごす時間が削られてしまいます」

そう語るのは『赤すぐ』編集長の佐々木寛子氏。実際、筆者が取材した東京都中央区在住共働き世帯では、土曜日の午後に5歳の長男を水泳教室に通わせているという。だが、近隣の水泳教室に空きがなく、車で30分ほどかかる教室に通わせているため、「土曜日は昼ごはんを食べてから水泳教室に連れて行き、帰ってくるともう夕方。以前は水泳の後に空手教室も通っていたのですが、帰宅するのが夜になってしまうのでやめました。せっかくの休みがほぼ1日お稽古でつぶれてしまうのは子供もかわいそうですから…。週末は家事や買い物もまとめてやらないといけないので、夫と分担しても慌ただしいですね」と語る。

そこで最近、共働き世帯のニーズに応えて登場してきたのが、保育とおけいこを組み合わせた『保けいこ』サービスだ。

「たとえば、学習塾の明光義塾は幼児向けの『アフター保育園プラン』を2012年に始めました。これは、事業者が保育園に子どもを迎えに来てくれる『送迎付きおけいこ教室』の例。顔見知りのママ同士がおけいこ場所への送迎と託児をシェア(支援)し合えるよう、ウェブ上でマッチングするサービス『As Mama』も人気です。こちらは1回500円~700円と安価なのが特長ですね。また、ベビーシッターが英語レッスンやピアノの練習サポートを行ってくれる『おけいこシッター』も登場しています」(同)

さらに、保育園自体で“お稽古カリキュラム”を提供する例も増えているという。多数のJリーガーを輩出していることで知られる「バディスポーツ幼児園」もそのひとつ。幼児期のスポーツ教育に力を入れているほか、専門講師を招いて音楽・外国語のカリキュラムも導入している。英会話のECCも保育園に英語教師を派遣しており、2014年5月末時点で派遣先は1650施設に及ぶという。

「今年4月には『子ども子育て支援制度』が施行され、民間企業の保育参入による『保けいこ』サービスはさらなる活性化が予想されます。2015年は『保けいこ元年』になるでしょう」(同)

同様の流れは、学校の授業終了後に、共働き世帯の子供を受け入れる「学童保育」でも広がっている。民間の学童保育サービスを中心に、英会話や体操などのカリキュラムを取り入れたり、習い事への送迎をオプションサービスとして提供する例が増えているのだ。

仕事と子育ての両立を求める女性が増え、国も女性の社会進出を「成長戦略」としてサポートする今、まさに時代のニーズというべき流れだろう。共働きの子育て世帯のおけいこサポートサービスは、今後ますます広がっていきそうだ。
(榎並紀行/やじろべえ)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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