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ビルボードクラシックチャート1位は辻井伸行の自作オケアレンジ集、1月31日公開映画『マエストロ!』ED曲を収録

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 今週のBillboard JAPAN Top Classical Albums第1位には、ピアニスト辻井伸行による『マエストロ!辻井伸行 with オーケストラ自作集』が初登場。1月31日に公開された映画『マエストロ!』は、第12回文化庁メディア芸術祭で優秀賞に輝いた、さそうあきらの同名コミックを『毎日かあさん』の小林聖太郎監督が映画化。このエンディングテーマを辻井伸行が手がけた。今回のアルバムは表題作『マエストロ!』を含む自作曲集で、新たにオーケストラ・アレンジを加えたものとなっている。オーケストラ・アレンジは、これまでも辻作品をアレンジしてきた山下康介となっている。

 ピアニスト辻井伸行のアルバムが4週連続で大量チャートインと快進撃が続いている。4位に2014年2月に行われたオルフェウス室内管弦楽団との日本ツアーのライヴ録音『皇帝』『戴冠式』が2週連続のチャートイン。5位に有名クラシック曲を集めた『THE BEST』が6度目のチャートイン。13位にリスト・アルバム『ラ・カンパネラ ヴィルトゥオーゾ・リスト!』が9度目のチャートイン。19位に『英雄ポロネーズ/ラ・カンパネラ 日本ツアー≪ショパン&リスト≫』が26度目のチャートインという結果となっている。2月から始まるソロ・コンサート・ツアー《熱情》も完売続出の人気ぶりだ。

 3位にはジンマン『春の祭典』初演100年記念演奏会ライヴが初登場。何度も改訂されている「春の祭典」だが、作曲者が構想した最初の姿である1913年の初稿の世界初録音を収録。作品の最終形である1967年稿と、ジンマンによるプレコンサート・レクチャーも含めた充実の二枚組となっている。更に国内盤のみの仕様として、高品位Blu-specCD2を採用。ライナー・ノーツには、ジンマンのプレコンサート・レクチャーの日本語訳が掲載され、海外盤に掲載された全ての論文や解説が丁寧にわかりやすく訳出されている。更に翻訳を担当した音楽評論家、木幡一誠氏による、2稿の違いを詳細に記した解説も加えられ、ソニー・クラシカルの国内盤ならではの内容となっている。

 2014年に没後25年を迎えた巨匠ヘルベルト・フォン・カラヤンのアイテムが昨年より急増中。今年リリースになった5枚が今週同時チャートインとなった。9位はグリーグ<ペール・ギュント>第1・2組曲とシベリウス「ペレアスとメリザンド」と、「フィンランディア」「トゥオネラの白鳥」などシベリウスの有名管弦楽曲4曲をカップリングしたアルバムが2作チャートイン。13位はモーツァルト「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」「ディヴェルディメント第15番」、16位はJ.S.バッハ「管弦楽組曲」より第2・3番。17位はヴィヴァルディの協奏曲集で、甘いムード漂う<恋人>、素朴な雰囲気溢れる<ア・ラ・ルスティカ>他、華やかで輝かしい雰囲気に溢れた名演を収録している。5アイテム全てがカラヤン&ベルリン・フィルによる演奏となっており、その流麗で重厚な音の層が初のSA-CD化で際立つものとなっている。

 他、第2位は中学生のピアニストとヴァイオリニストの成長を描いたアニメ「四月は君の嘘」より『四月は君の嘘 僕と君との音楽帳』が10週連続のチャートイン。6位にはウィーン・フィルの『ニューイヤー・コンサート2015年版』が2週連続のチャートイン、7位には福岡県の精華女子高等学校吹奏楽部『挑戦!ブラバン少女』が5週連続のチャートイン、『0歳からの育脳クラシック』が139回目のチャートインとなるなど、人気タイトルがチャート上位を賑やかせる結果となった。

text:yokano

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