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売れない芸人の切ない日々が赤裸々に! 自伝的小説を刊行するソラシド・本坊さんをインタビュー!

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売れない芸人の切ない日々が赤裸々に! 自伝的小説を刊行するソラシド・本坊さんをインタビュー!
 ブレイクしていく同期の仲間たちを横目に、汗水垂らしてひたすら肉体労働に明け暮れる。現場で出会うおかしな人々に翻弄され、アスベストや放射能など命の危険とも隣り合わせ……。そんな”売れないお笑い芸人”の悲哀を生々しくつづった、ソラシド・本坊元児(ほんぼうがんじ)さんの自伝的小説『プロレタリア芸人』(扶桑社)が2月3日に刊行される。

 お笑いの仕事は月に2日、肉体労働現場の仕事が月に28日という生活を続けてきた本坊さん。著書ではくすっと笑えるシーンが多い一方で、麒麟の川島明さんをはじめとした同期芸人への妬み、工事現場で知り合った人々への怒り、36歳になった自分自身へのあきらめなど、さまざまな「負の感情」を包み隠すことなく打ち明けている。『プロレタリア芸人』執筆のきっかけは何だったのか? そしてすべてをさらけ出した今の思いは? 吉本興業東京本部を訪ね、本坊さんに話を聞いた。

 「大阪で倉庫作業のアルバイトをしていた頃にTwitterを始めました。『仕事のない芸人は何を発信すればいいのか?』を考えた結果、自分がリアルに語れるバイトの愚痴をつぶやくようにしたんです」。職場には愚痴を話せる相手がおらず、日々の怒りをTwitterにぶつけた。あまりにネガティブな書き込みを見て驚いた芸人仲間から、「本坊、どないしてん!?」と連絡が来るほどだったという。「日々つぶやいていたことが、本を書く上での貴重な記録になりました」と本坊さんは振り返る。

 たくさんの肉体労働現場をわたり歩き、さまざまな人間を見てきた。そんな本坊さんの愚痴の先には、鋭い人間批判も込められている。「『こいつ、意気がってる』と思われたらイヤやなぁと、本を見てびびっています」と話す。

 芸人としてなかなか日の目を見ない苦しい日々。その先にある希望をイメージしているのかと思いきや、本坊さんは至ってクールだ。「好きなことをして食べていこうなんて、おこがましい考えだと気づきました。ぼくはお笑いが大好きだから芸人を続けているけど、日々ネタを書き続けているわけでもなく、生活のために肉体労働の現場に向かっているんです。『何とか飯が食える、生活できている』ことが一番の幸せだと思いますよ」と語る。

 とはいえ、記念すべき初の著書であり、印税収入も期待しているという。「何とか売れてほしいと思っています。とくにぼくと同年代の人たちに読んでもらえたら」と話す。2月21日には、東京・下北沢の本屋B&Bで出版記念トークイベントを行う予定だ。麒麟の川島さんをゲストに迎え、「プロレタリア芸人の逆襲」と銘打って開催する。

 最後に、著書のターゲットだという30代に向けてメッセージをもらった。

 「皆が将来のために頑張っていた20歳前後の頃、『自分はお笑いでスターになる』と信じて遊び呆け、頑張っている人たちを馬鹿にしていました。その結果、こうなってしまいました。誠に申し訳ございませんでした」

 謝罪会見かい!

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