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“風が吹けば…”な株価変動ウラ話

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様々な要素によって上下する株価。たとえば、スマホやタブレット端末が普及すると、メガネや目薬のメーカーの株が上がると聞いたことがある。液晶画面を長時間凝視することで、視力低下や眼精疲労を招く…と“期待”されるからだ。

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株の世界では、こうした“風が吹けば…”的な遠回りなリンクが色々あると聞くが、実際は? 「会社四季報オンライン」編集長の山本隆行さんに聞いてみた。

すると、「株価変動の要因はたいていわかりやすいので、“遠回り”というケースはわりと少ないんですよ」と前置きした上で、いくつかのオモシロ事例を教えてくれた。

「かなり昔の話ですが、1964年の東京オリンピックの時、誰もが建設関連の株が上がると予想しました。しかし、最も高騰したのは意外な企業の株価でした」

それは、繊維機械の専門メーカー・津田駒工業(金沢市)と、カーペットや椅子材生地などのメーカー・住江織物(大阪市、現・スミノエ)だ。ある専門家の分析によると、その理由は、東京オリンピックを機に国民の生活が洋式化し、畳文化がカーペットやじゅうたんやなどに取って代わったからだという。また、オリンピック直前に開通した新幹線のシート生地の需要が急激に伸びたことも背景にあったようだ。

「最近で印象的だったのは、今年の1月13日、スイスが2011年から続けてきた無制限の為替介入を突然やめると発表し、スイスフランが対ユーロで30%も急騰した際の株価の動き。貴金属や時計などの買取・販売を行うコメ兵の株がバーンと上がったんです。なぜだと思います?」

うーん、スイス、スイス…。あっ! 中古の高級時計の取り扱いが増えるから?

「その通り。今後、スイス製時計の新品価格が高騰すれば、その影響で中古品需要が増えるはず。コメ兵は売り上げの3分の1を時計が占めているんです」

さらに、本当は関係ないが、“投資家の勘違い”で株価が上がるケースもあるそうだ。

「昨年9月のiPhone6発売時には、中古車買取のアップルの株が動きました。アップルつながりですね(笑)。他に上がる理由が見当たらなかったので、これは勘違いによる“買い”でしょう」

他にも、「日本金属」と「日本軽金属」がよく取り違えられるとのこと。投資家にはウッカリさんが多いのかもしれない。

最後に、直近の大きなトピックといえば、3月14日の北陸新幹線開通。山本さんからは「これによって何の株が上がるか?」という宿題を出された。さんざん考えた末に筆者が導き出したのは、剪定バサミなどを製造するメーカーの株が上がるという予測。

金沢へのアクセスが向上することで兼六園の入場者数が激増。庭の手入れをする庭師が忙しくなり、彼らが使う道具もどんどん売れる――。

先生、どうでしょう!?
(石原たきび)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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