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「興奮」と「焦り」の先にあるのがいつも私の「旅の始まり」

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Photo Credit: Enjoy and Explore Life Photography via Compfight cc

こんにちは、TRiPORTライターのレティです。

新年が始まると、様々なことを考えます。自分自身との約束、今年こそ得たい体験や達成したい目的。新年に対しての期待でわくわくしてしまいますが、考えすぎると焦りがどんどん大きくなります。

そういえば、旅に出るときもそうです。荷物の準備をしはじめるとわくわくしますが、飛行機や電車の席に腰を下ろすまでは心が焦りでいっぱいです。

「わくわく」と「焦り」、それが私の「旅のはじまり」なのです。

遠く感じる旅の始まり

旅に出ると決めたとき、既に「旅気分」になる人がいるかもしれませんが、私は飛行機や電車に乗るまではそんな気分になりません。私はいつも、日本を旅するときも、日本から出るときも、だいたい2~3ヶ月前に電車のチケットや航空券を買います。しかし、チケットを買ってから出発直前までは旅のことをほとんど考えません。たまに行きたい場所をチェックしたり、企画を立ててみたりして、わくわくしはじめますが、まだ遠い未来のように感じてあまり気分が盛り上がらないタイプです。


上原直「憧れのヨーロッパアルプス、マッターホルンを眺めるスイス旅」より

出発2~3週間前になると、そろそろ宿泊を探さなきゃと思い、AirbnbCouchsurfingなどをチェックしますが、まだまだ「旅気分」にはなりません。ただ泊まる場所が見つからなければ、当日になって困るだろうと心配するタイプなので、焦りはじめるだけです。

出発一週間前ぐらいになると、やっと真剣に旅のことを考えはじめます。とはいえ、持っていきたい服や、行きたい場所をリストアップする程度で、それ意外は何もしません。日常生活の中でもそうですが、いわゆる締め切りが迫らないと積極的に行動できないタイプの私…。心の中では焦っていても、何も行動しないのです。

そんな私は、たまにこんなことを思います。「旅に出る前からずっとドキドキしながら旅の楽しみが味わえる人っていいな」!と、うらやましくてたまりません。細かく企画を立てる人や、あまり予定を立てずとも旅のイメージを膨らませる人など…、とにかくずっと旅の中に住んでいるような人を見習いたいと思うことがあります。しかし、結局出発直前にならないとなかなか興奮できない自分自身を受け入れるしかないのです。考えた結果、いつもこのような結論に至ります。

焦りに襲われる旅の始まり

ようやく旅直前(前夜といったほうが正確ですが…)になり、ようやく自分の中で何かが動きはじめます。それは、「わくわく」と「焦り」。どんな風景が見られるのでしょうか? どんな人に出会えるのでしょうか? どんなものが食べられるのでしょうか? ここへきてやっと旅のイメージを膨らませながら胸が熱くなります。

一方で、荷造りに手をつけた瞬間、焦りに襲われてしまいます。選んだ服はあまりにも多すぎて、荷物になかなか入りません。本棚のどこかに入れたはずのパスポートが見つかりません。旅中に読む本がどっちにしようかと迷い、結局読めるはずのない量を余分に何冊か荷物に入れてしまいます。今まで何回も旅に出たのに、出発直前に必ずこうなってしまいます…。

やっと荷造りが終わるともう家を出る時間になっています。少し予定よりも遅刻…なんてこともしばしば。パスポートを持って、お金を持って、「よしっ、行こう!旅に出ます!」と、心の中でつぶやき、ここでやっとわくわくしはじめます。

しかし、地下鉄に乗った瞬間、また焦りに襲われます。パスポートは本当にかばんに入れたのか? お金は足りるのかな? 空港のターミナルってどっちだったっけ? このままで間に合うのかな?
空港や駅にたどり着くまでに何回もこのような疑問を繰り返し、自分に問いかけるたびに焦りが沸いてきます。それは、空港や駅にたどり着いたときでもまだ続きます。荷物の重さはこれで大丈夫かな? 液体って禁止されていたっけ? このホームで電車を待てばいいんだよね? ゲートは合っているのかな?

旅になれているはずなのに、出発前はいつも緊張しすぎてしまい、落ち着きません。


Rina Kobayashi「20代女子☆マルタ―ドイツ初の一人旅―空の旅編」より

着席した瞬間に感じる「旅の始まり」

席に腰を下ろして落ち着くまでは、頭の中も心の中も焦りでいっぱいで、旅に出ている楽しみを全く感じられません。間違っているはずがないのに、乗ろうとしている飛行機が合っているかどうかさえ疑問に思うこともあります。しかし、席に着いた瞬間に、私はまるで別人のようになります。先ほどの緊張感は嘘のように消えて、「パスポートはかばんに入っているはず。お金はきっと足りる、大丈夫」と、思えるようになるのです。たとえ忘れ物があったとしても、もう乗った飛行機から降りることができません。前向きになって、先にある楽しみを味わうしかないのです。

大好きなロンリープラネットを開き、ページをめくります。そのわくわくがたまりません。

ここから私の旅がはじまります!

Buon viaggio!

(ライター:Letizia Guarini)

*上原直「憧れのヨーロッパアルプス、マッターホルンを眺めるスイス旅
* Rina Kobayashi「20代女子☆マルタ―ドイツ初の一人旅―空の旅編

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