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「イクメンは出世しない」説で激論

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漫画『課長島耕作』シリーズの作者の弘兼憲史氏が、近年の“イクメン”ブームについて警鐘を鳴らす論説を展開。「育児に熱心な男は出世しない」と述べ、ネットで議論となっている。

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“子育てに積極的に参加する男性=イクメン”という単語が脚光を浴びたのは2010年のことだ。同年のユーキャン新語・流行語大賞で、「イクメン」が「AKB48」「女子会」「ととのいました」「食べるラー油」などとともにトップ10入り。4児の父で、同年に産休を取ったタレント・つるの剛士が受賞者に選ばれた。

厚生労働省も近年、イクメンという単語を使って男性の育児参加への啓発を盛んに行なっている。2010年には、男性の子育て参加や育児休業取得の促進等を目的とした「イクメンプロジェクト」を始動。同省は2008年に0.50%だった男性の産休取得率を、2017年までに10%に引き上げようという数値目標を設定している。

しかし弘兼憲史氏はNEWSポストセブンで、こうした流れに一石を投じる持論を展開している。弘兼氏はまず、イクメンについて、

「現実には、仕事のできる人間というのは家庭では必ずしも好かれていないし、逆に家庭的で幸せなパパというのは会社ではそんなに出世しない」

と指摘したうえで、もし自分の部下が子どもの誕生日を理由に緊急会議への出席を拒んだら、「僕はその部下を仕事から外します」と一刀両断。「イクメンではないけれど仕事に打ち込んでいる父親への、ある種の批判的な意見が当然のように存在する」ことが「なによりの問題」と語り、イクメンと仕事に打ち込む父親の「どちらが正しい、こうあるべきだという話ではないはず」と疑問を呈した。

この扇情的な意見は、ネット上でも大きな議論となっている。ツイッターには、

「でもこれが現実だよなぁ」
「育児に時間を割けばその他の時間が削られるんだからトレードオフってのは事実だよな。その他時間がほぼ仕事の人は成果に直結するし」

と、弘兼氏に同意する声も寄せられているものの、

「出世を至上命題とするオトコはもう要りません。家事育児をシェアできる夫が良いオットです」(原文ママ)
「だからそれを変えようってはなしだよね?」
「男だけが働く前時代に住んでる人の発言だな、こりゃ」
「島耕作の作家だからね、ブレてないとも言える。世代の違いなんでしょうね」
「逆に考えると、仕事の顧客が『子どもの都合で本日の予定を延期したい』と言ってきたときに許容し再スケジューリングできるビジネスマンにならないといけない時代かと」

と、弘兼氏の意見を前時代的ととらえる声が圧倒的。漫画の中の島耕作は、お世辞にも家庭をかえりみるようなキャラクターではなかったが、彼が「課長」「部長」として手腕をふるっていた1990~2000年ごろと、現在の「理想の夫・父親像」とのギャップはまだ大きいようだ。
(R25編集部)

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