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「歴史を変えた占い」の真相とは?

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邪馬台国の女王・卑弥呼が占いや呪術を用いて政治をしていたという説は有名だが、歴史上の権力者には、占いにまつわる様々なエピソードが残されている。なかには占いで権力を確立したり、反対にのめり込みすぎて身を滅ぼしたりした人もいるのだとか…。大手予備校「河合塾」の世界史講師・神野正史さんに、それらの真相を聞いた。

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●アドルフ・ヒトラー
「物事を始める最良の時期」を占星術で選んでいた独裁者・ヒトラー。第二次世界大戦中にはお抱えの占星術師カール・エルンスト・クラフトを雇い、その助言にしたがって戦争の戦略を練ったとか。

「クラフトは『1939年にヒトラーが命の危険に遭う』と予言し、その翌週、実際にヒトラー暗殺未遂事件が起こっています。この功績が買われ、ヒトラーの指南役に任用されたとの説もありますが、彼の予言が史実である裏付けはありません。しかし、ヒトラーの側近がクラフトを政治に利用したのは確か。『ノストラダムスの予言』をナチスにとって都合のいい恣意的な解釈に変えさせて、大衆に政治思想の刷り込みを行ったのです」

●ナポレオン
フランスで2月2日はクレープ占いの日。左手にコインを握り、右手で持ったフライパンでクレープをひっくり返し、上手に返せればその年は幸運になるという。

「かの英雄ナポレオンもクレープ占いを行ったものの、フランス軍はロシアとの戦いで惨敗。その時ナポレオンは『あのクレープのせいだ』と嘆いたとか…。これは有名な逸話ですが、偉人にまつわる創作話の一つでしょう。もし本当に彼がそう言っていたとしても、彼一流のジョークだと考えたほうが自然です」

●ロナルド・レーガン
レーガン元アメリカ大統領は、妻のナンシー夫人が傾倒していた占星術の影響を強く受けていたという噂がある。女占星術師・ジョーン・キグリーの占いを頼りに、政治・経済などの重要事項を決定していたとか。

「政治家が占いに傾倒することは自身の存在意義に関わるため、みな隠したがります。しかし、元大統領首席補佐官ドナルド・リーガン氏が、著書『フォー・ザ・レコード』の中で、レーガン夫妻が占星術で政務スケジュールを立てていたことを暴露しています。ほかにソ連のゴルバチョフ書記長、ロシアのエリツィン大統領が、占星術師に国家運営を相談していたといわれています」

●ニコライ2世
ロシア帝国のラストエンペラー・ニコライ2世は、不治の病だった息子の病状を回復させた祈祷師・ラスプーチンに絶大な信頼を寄せ、政治顧問までさせるように。

「“神の人”と称され、信者を増やしたラスプーチン。最も有名な予言は『私が殺されるとともにロマノフ家は悲惨な最期を遂げ、ロシアは永きにわたって多くの血が流れるだろう』というものですが、まさにその通りとなりました。彼の言動が帝政末期のロシア皇室に相当な影響を与え、帝国の寿命を縮めることになったのは紛れもない史実です」

時の権力者たちにとって、心のよりどころになったであろう占い。その結果次第では、世界史の内容が今とは変わっていたかもしれない…!?
(池田香織/verb)
(R25編集部)

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