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ファンではなく、選手。描くことでチームの力になる『プロ野球画報 東京ヤクルトスワローズ全試合』が熱い!

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 いよいよプロ野球のキャンプインが近づいてきた。ファンとしては去年の順位からひとつでも上に、そして、優勝するために充実したキャンプを送ってほしいと願う時期だ。特に、2年連続最下位のヤクルトファンは期するところがあるだろう。なんなら俺に采配させろ、ベンチに入れろ! と。

 そんなファンにありがちな妄想を実際の行動に起こした人物がいる。美術家・ながさわたかひろ氏だ。このオフに上梓した『プロ野球画報』(ぴあ)が話題を呼んでいる。異色の野球画家・ながさわたかひろ氏について、野球界の話題に詳しい『週刊野球太郎』編集部に話を聞いた。

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 ながさわたかひろ氏が描いた『プロ野球画報 東京ヤクルトスワローズ全試合』は、そのタイトル通り、2014年のヤクルトの全対戦試合をイラストで振り返るという異色の野球本だ。

 1ページに1試合ずつ、気になったヤクルトの選手と対戦相手、そして、時にはその日あった社会の出来事なども交えながらイラストで振り返っていく。

 全ての試合をイラスト化する……こんな暴挙を、ながさわ氏は2010年から5年も続けている。たまたま2014年シーズンに関してはこのように書籍化に至ったが、それ以前は完全に手弁当だった。

 その原動力はどこから来ているのか? といえば、「自分自身がヤクルトの『選手』の1人」と思っているからだ。事実、ながさわ氏は、過去に何度もヤクルト球団事務所の門を叩き、「入団させてください」と直談判している。選手のイラストを描くことがチームの力になると思っているからだ。そのストイックな姿勢は、ある意味でファンの鏡といえるのかもしれない。

 躍動感あふれるイラストが満載なので、野球イラスト集としても見どころ満載。そして、来るべく新シーズンに備え、昨シーズンをおさらいする上でも最適な一冊なのではないだろうか。

 自称“プロ野球選手”であると思っているながさわ氏は、もちろんキャンプにも行っている。浦添のヤクルトキャンプに訪れる方は、タイミングが合えば、開幕に向けて調整中のながさわ氏に会えるかもしれない。

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