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ジュリア・フォーダム 7年振りのBillboard Live ジャジーな夜を“歌”で演出

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 昨年10月にジャズ・アルバム『ザ・ランゲージ・オブ・ラヴ』をリリースしたジュリア・フォーダム。7年振りとなるBillboard Live公演【Julia Fordham Billboard Live Tour 2015】が、1月26日 Billboard Live TOKYO、1月27日 Billboard Live OSAKAで開催された。

その他ジュリア・フォーダムのライブ写真など

 初日の公演となった1月26日 Billboard Live TOKYO。ジュリア・フォーダムがステージへ壇上すると、会場からは大きな拍手が巻き起こる。ブロンディーが好きだったと語っていた彼女が来日最初のナンバーに選んだのは、スウィングバージョンの「Call Me」。可憐な姿からは想像出来ない芯のある広大な歌声が会場全体を包み込んでいく。上機嫌で踊りながら「Who’s That Girl」「Fragile 」といったアルバム『ザ・ランゲージ・オブ・ラヴ』に収録のナンバーを披露。自らシェイカーを振る姿やギターソロでメンバーに寄り添う彼女に、オーディエンスは暖かい声援を送った。

 1月23日に、同会場へ来日した10ccの「I’m Not In Love」も披露され、喜びを露わにマイクを通さず生声で最前列の観客に話しかけ驚かせる一面も。ギターを手に取り、雑味のない純粋なサウンドを鳴らし、熟練の技を持つバンドメンバー達のソロパートでも大きな拍手が巻き起こり、さらに熱を上げていく。ピックを投げ、手を大きく広げ、力強く歌声を積み上げていく姿は、オーディエンスにとってはこの上なく贅沢な“歌力”を浴びた瞬間になった。ピアノと“声”のみで披露された「Under The Rainbow」では、照明の効果も重なり透明感のある美しい歌声が虹色のアンサンブルで彩られ、会場全体が癒し系シンガーソングライターの遊び場になっていた。

 1989年のフジテレビ系ドラマ『ハートに火をつけて!』の挿入歌に起用され、大ヒットした「Happy Ever After」や、本編最後に披露されたスティーヴィー・ワンダーの「Sir Duke」など、日本でも馴染みの楽曲では、彼女の歌声に操られオーディエンスは自然と体を揺らし続ける。あっという間に流れていった70分間のステージに魅了され、彼女がステージを降りた後も拍手は鳴り止まなかった。

 ファンから贈られた花束を笑顔で受け取る姿や、CDへのサインを求めるファンへの気配り、父との思い出の曲「Moon River」をアンコールでチョイスする家族への愛。この人間力が、力強い歌声と、暖かさや希望を感じさせるステージを作り上げる力となっているのだろう。

取材・テキスト:内山直也

◎ライブ 【Julia Fordham Billboard Live Tour 2015】
1月26日(月)Billboard Live TOKYO
SET LIST:
01.Call Me (Blondie song)
02.Who’s That Girl (Eurythmics song)
03.Fragile (Sting song)
04.I’m Not In Love (10cc song)
05.Like You Used To Do
06.The Morning After
07.Porcelain
08.Under The Rainbow
09.At 17 (Janis Ian song)
10.Happy Ever After
11.Sir Duke (Stevie Wonder song)
En1.Moon River

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