ガジェット通信

見たことのないものを見に行こう

「現代仏壇」の進化がスゴい!

DATE:
  • ガジェット通信を≫


「仏壇」というと、実家の一角に鎮座している“色が暗くて古めかしいモノ”というイメージはないだろうか? けれど最近「え、これが仏壇?」と目を疑うようなものがじわじわと浸透している。仏壇・仏具メーカー八木研が展開する「現代仏壇」は、一見オシャレなインテリアにしか見えないのだ。

【もっと大きな画像や図表を見る】

「日本人の生活や信仰心が多様化しているのに、仏壇だけが変わらないのはおかしいというのが現代仏壇の始まりでした。従来の形式に捕らわれない、今の暮らしに合わせたモダンな仏壇を提供しております」と、八木研の広報担当・八木麻衣氏。

そもそも、仏教が伝来するもっと前に、日本には魂棚(たまだな)といって、簡素な棚板に季節の花や果物を置いてご先祖様をお祀りしていたという文化があった。その魂棚をコンセプトに、“オープンな祈りのスペースをそれぞれの生活空間に合わせて作る”というのが、現代仏壇の目指すところなのだ。

現代仏壇の種類は実に様々。場所を取らない「壁掛けタイプ」は、リビングに馴染むスタイリッシュなデザインでマンション住まいの人に人気が高い。また、棚を動かして自由にお祀りスペースを作ることもできる。ステンドグラスをあしらったタイプは、LEDを点灯すると仏壇の中が美しく輝く仕様で、他の仏壇に比べカラフルなのも特徴。さらに個性的なのは、家のどこにいても故人を感じられる「移動式タイプ」。キャスターが着いており、コロコロと転がして部屋の中を移動することができる。これまでの固定概念を覆すような仏壇がなんと200種類以上ある。もちろん、一つ一つ職人が丁寧に作り上げるため、お値段は決して安くはない。コンパクトなサイズで20万円ぐらい、最高額は漆塗りの仏壇320万円だ。

また、かつて仏具は真鍮(しんちゅう)でなければいけないという概念があったが、現代仏壇はそれすら取っ払ってしまった。ガラスや南部鉄器でできた100種類以上の仏具の中から、故人の好みに合わせてカスタマイズできる。ミニチュアのお家の置物かと思ったら骨壷! なんていう、ユニークなものも。

「現代仏壇の提供を始めた30年前は、こういった型破りな仏壇に抵抗を示す方もたくさんいらっしゃいました。ところが、生活様式が変わっていくにつれだんだんと受け入れられるようになり、近年では都心に住む仏壇購入者の40~50%がモダンな仏壇をお求めになっています」(八木氏)

日本人の大半は宗派にこだわらないと言われているが、ご先祖様や親しい故人をお祀りしたいという気持ちは、誰しもあるもの。ふと思い立った時に自分が一番ホッとできる場所で手を合わせることが、何よりも大事なのかもしれない。

(中村未来/清談社)
(R25編集部)

「現代仏壇」の進化がスゴい!はコチラ

※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
※一部のコラムを除き、web R25では図・表・写真付きのコラムを掲載しております

関連記事リンク(外部サイト)

遺骨をダイヤに? 手元供養が人気
子供のころ怖かったもの1位は?
本物そっくり!お供え物ローソク
いつかのために…戒名を知る
親の「お葬式」は誰のためのもの?

カテゴリー : 生活・趣味 タグ :
R25の記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。