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今季のプロ野球「正捕手争い」が鍵

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2月1日はプロ野球のキャンプイン。各チームとも開幕に照準を合わせ、トレーニングをスタートさせる。MLBから電撃復帰する広島・黒田博樹がどんなパフォーマンスを見せてくれるのか? ルーキーの日本ハム・有原航平、楽天・安楽智大らはローテーション入りできるのか? 今年も見どころは山のようにある。

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そんななかから是非、注目してもらいたいのが、各チームの正捕手争い。実は今シーズン、多くのチームが世代交代期を迎え、一つしかないポジションを巡って激しい競争が展開されているのだ。特に熱い視線が注がれているのが2年目の捕手たち。各球団の動向を見ていこう。

●巨人
社会人の日本生命から入団して2年目を迎える小林誠司は、ヤクルトからFA移籍してきた相川亮二との争い。巨人は阿部慎之助が一塁へコンバートされ、後釜には小林が収まるものと思われていた。しかし経験がモノをいうポジションだけに、巨人首脳陣は21年目のベテランを獲得し保険をかけた。小林はキャッチング、肩とも申し分なし、相川は横浜、ヤクルトで長年、正捕手を務め投手のリードでは負けない。若手vs.ベテランという構図だ。

●阪神
同じく若手vs.ベテランの争い。2年目の梅野隆太郎が、20年目の鶴岡一成、17年目の藤井彰人としのぎを削る。梅野は昨シーズンチームトップの67試合で先発マスクを被ったが、優勝を争ったシーズン終盤はベテランに出場機会を譲ることが多かった。リード面で成長し、ベテラン二人に引導を渡せるか注目となる。

●西武
10年目27歳のバリバリの正捕手・炭谷銀仁朗に、高卒2年目19歳の森友哉が挑む。炭谷は強肩がウリで昨シーズンの盗塁阻止率4割4分4厘はリーグトップ。ただ打率は毎年2割前後と打力がないのが弱み。対して森は、小柄な体型に似合わないどっしりとしたスイングで、昨シーズンはルーキーながら6本塁打を放った。守備面はまだまだだが、それを補って余りある強打が魅力。守備の炭谷vs.打撃の森の戦いとなる。

ほかにも長年、正捕手を務めた里崎智也の引退により、若手が横一線で争うことになったロッテ、FA移籍組の細川亨、鶴岡慎也の実力派ベテランが張り合うソフトバンク、谷繁元信監督の後継者がなかなか育たない中日など、各チームとも正捕手争いから目が離せない。「優勝チームに名捕手あり」とは生涯一捕手、野村克也氏の金言。裏を返せば捕手が定まらなければ、チームが強くなるのは難しいということだ。キャンプで各チームの正捕手争いに注目していると、今シーズンの趨勢が見えてくる? かもしれない。
(石川哲也)
(R25編集部)

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