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【旅する映画】新たな価値観!違いに驚く世界の結婚式

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「結婚するんだ。式に参加しに来てくれないか? …ロシアまで。」
もし、あなたが親しい友人から結婚の報告を聞き、式に招待されたとき、その友人の嫁ぎ先が日本から遠く離れた異国であったら…。そして、異国での想像がつかない結婚式に参加することになったら、どうしますか?

【旅する映画】シリーズ、前回ご紹介した『スパニッシュ•アパートメント』に続き、今回ご紹介するのは、同監督による続編、『ロシアンドールズ』。


2005年/フランス•イギリス映画/セドリック•クラピッシュ監督

前作の内容は、スペインのバルセロナに集まった多国籍留学生たち7人によるドタバタ共同生活、青春ストーリーでしたが、今回紹介するこの続編では、あの留学生活から5年が経ち、30歳になった主人公クザビエが再び登場します。実は冒頭のこのセリフ、スペインでの留学生活の思い出を共有したあの時のあるメンバーによる予想外の結婚報告なのですが、果たしてどのメンバーが、ロシアで結婚することになったのでしょうか?

ロシアでの結婚式とは、一体??

今回、映画の中で登場するロシアでの結婚エピソードで、面白い風習があります。教会で挙式を終えた後、ロシアでも日本のように、フランクなパーティーを別会場で開くことが習わしのようですが、そのパーティーの前は、リムジンなどで市内を移動し、とにかく撮影大会をします。モスクワ市内ならば、有名な青銅の騎士像の前でパシャリ、ネバ川沿いのスフィンクスの前でもパシャリ、宮殿広場でもパシャリ…と、記念撮影大好きなロシア人は、次から次へと移動し、記念撮影に励むそうです。


Mayu「魅惑のロシア

映画でも、このロシア式結婚風習を描いたシーンが登場し、微笑ましく現地の雰囲気を感じ取ることができます。また、ロシアと言えば秋冬はマイナスの極寒。そんな気候のため、ロシアでの結婚式はもっぱら夏に行われるそうです。確かに、寒かったら皆で楽しく屋外で記念撮影なんてできませんよね(笑)。

このロシアでの結婚式のように、結婚相手の母国と自身の母国が異なる場合、すなわち国際結婚や国際恋愛では、数々の試練に見舞われることもあります。

国際結婚とは、輸血である。

さて、国際恋愛、国際結婚において、カップルがぶつかる壁は母国語の違い、宗教の違い、結婚価値観や夫婦価値観の違い、お姑さんへの気遣いなど、関係性が発展していくに従って、多くの発見や驚き、そして時にはストレスを感じることもあるでしょう。映画『ロシアンドールズ』でもロシアに嫁ぐことになった新郎は、船上パーティーで仲間とウォッカを煽りまくり、これから始まる異国での結婚生活へのプレッシャーからか酔いつぶれ、「無理かもしれない」と、半泣きでこぼすシーンがありました。

一目惚れしたロシア人バレリーナを追いかけるために1年かけてロシア語を習得し、しかもやっとの想いで結ばれたロシアでの結婚生活は、新婦の家族との同棲生活。様々な違いに気づいてはそれらに順応し、溶け込んでいくという繰り返しは、想像以上に苦労するでしょう。


Sakura Tanaka「モスクワ公国の歴史を感じる 〜ロシア・モスクワ1泊2日の旅〜

時には自分の母国の価値観や風習と大きく異なることもあり、拒絶反応を示したくなるかもしれません。食べ物でアレルギー反応を示すように…。そう、国際結婚とは、全く血液型タイプの異なる血液の輸血のようなものです。

しかし、それと同時に、その自分の培った価値観や感覚以外のことにいくつも出会い、自分のカラダやココロもまた強くなっていくのです。それは、国際恋愛、国際結婚の醍醐味かもしれません。映画の中で、5年振りのあの登場人物が、まるっきり大人っぽく素敵な表情の青年に様変わりしていたように。

(ライター :マリア

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