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受信最大220Mbpsの超高速データ通信が始まる 2015年にWiMAX 2+が起こす「革命」

「インターネットのさまざまなストレスからユーザーを解放する”ネットライフ革命”を起こしたい」。インパクトのあるこの発言の主は、KDDIグループでWiMAXサービスを提供するUQコミュニケーションズの野坂章雄社長だ。UQコミュニケーションズはこの春から、220Mbpsという超高速のモバイルブロードバンドサービスを開始する。その発表会で、冒頭の革命発言があったというわけだ。

2つの方式で受信最大220Mbpsを実現

WiMAX 2+は、2013年10月に受信最大110Mbpsのサービスとして提供が始まった。2014年度末までに2万2000局あるWiMAX基地局のほぼすべてをWiMAX 2+に対応させる計画だ。すでに110Mbpsと高速なWiMAX 2+だが、さらにUQコミュニケーションズは受信の最大速度を2倍の220Mbpsへと引き上げる。これを、ヤバイほど速い「ヤ倍速」と名づけた。

受信最大220Mbpsの超高速データ通信が始まる 2015年にWiMAX 2+が起こす「革命」

220Mbps対応のヤバイほど速い「ヤ倍速」対応ルーター2機種の新製品を発表したUQコミュニケーションズの野坂章雄社長

WiMAXの高速化を理解するために、WiMAXサービスがどのような周波数帯域を使って提供されているかをおさらいしておこう。もともと、UQコミュニケーションズは30MHz幅の帯域を使って、受信最大40MbpsのWiMAXサービスを提供していた。これに、新しく20MHz幅の帯域が加わり、新しい20MHz幅で110MbpsのWiMAX 2+サービスを開始したのが2013年10月のことだ。

2015年の「ヤ倍速」では、2つの方式を使って220Mbpsの超高速サービスを実現する。1つは、複数の周波数帯域を組み合わせて使う「キャリアアグリゲーション」方式、もう1つは「4×4 MIMO(フォーバイフォーマイモ)」と呼ぶ新しい技術を取り入れて周波数利用効率を高める方式だ。

キャリアアグリゲーションは、すでにKDDIのau 4G LTEでも採用されている技術だ。UQコミュニケーションズでは、従来WiMAXに使用していた30MHz幅のうち20MHz幅をWiMAX 2+に転用し、従来のWiMAX 2+用の20MHz幅とキャリアアグリゲーションすることで、220Mbpsのサービスを実現する。「高速道路の幅を広げるようなイメージ」(野坂社長)だ。

20MHz帯を2つ束ねたキャリアアグリゲーションをするには、既存のWiMAXの周波数から20MHzをWiMAX 2+に転用しなければならない。実施には多くの条件があるため、キャリアアグリゲーション方式の220Mbps対応は、全国を順次エリア化していくことになる。具体的には、2015年2月12日に栃木県真岡市周辺で最初のエリア化を実施。その後、順次エリアを拡大していく。

受信最大220Mbpsの超高速データ通信が始まる 2015年にWiMAX 2+が起こす「革命」

もう1つの「4×4 MIMO」は、送受信ともに4本のアンテナを使う新しい技術。これにより同じ周波数帯域で、従来のWiMAX 2+の2倍のデータ通信速度を実現できる。これまで110Mbpsのサービスを提供していた20MHz幅で、220Mbpsのサービスが実現できるようになる。「UQコミュニケーションズの技術力と、さまざまなベンダーとの協力により、4×4 MIMOを世界で初めて商用化できた」(野坂社長)。こちらは、高速道路に高性能のスポーツカーを走らせるようなイメージだ。

4×4 MIMO方式の220Mbps対応の布石はすでに打たれている。野坂社長は「WiMAX 2+の基地局は4本アンテナで設置してきた。端末が発売される3月には全国で一斉にサービスが使える」と語る。

今後、UQコミュニケーションズでは、キャリアアグリゲーションと4×4 MIMOを組み合わせた440Mbpsのサービスを2016年以降に提供。さらに、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年より前に1Gbpsのサービスを実現する計画だ。

「ヤ倍速」に対応した2種類のモバイルルーターが登場

受信最大220Mbpsの超高速データ通信が始まる 2015年にWiMAX 2+が起こす「革命」

WiMAX 2+とauの4G LTEに対応したモバイルルーター「Speed Wi-Fi NEXT W01」

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