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夭折の天才SF作家・伊藤計劃の代表作『虐殺器官』など3作が劇場映画化

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『虐殺器官』。内戦や民族紛争が絶えない核戦争後の近未来世界を描いた作品。
©Project Itoh / GENOCIDAL ORGAN

日本のSF界の未来を背負って立つ大型新人として期待を集めるも、わずか39歳の若さで世を去った天才小説家・伊藤計劃(いとう・けいかく/1974-2009)。職業作家としての活動期間が約2年と非常に短いこともあって、発表作品の数はそれほど多くない。しかし、彼がこの世に遺した作品は全てが傑作と呼べるクオリティで、現在も熱狂的なファンを生み出し続けている。

そんな伊藤のオリジナル長編小説が、フジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」により、”ノイタミナムービー第2弾”として劇場アニメ化される。

今回『Project Itoh』の名の下に映画化されるのは、デビュー作『虐殺器官』、最後の長編小説となった『ハーモニー』、さらに伊藤が遺した未完成原稿を盟友である芥川賞作家・円城塔が書き継ぎ完結させた『屍者の帝国』の3作。伊藤が遺した数少ないオリジナル長編作品全てがアニメ化されることになる。

気になる制作スタッフ陣はというと、『虐殺器官』は監督をSF作品『Ergo Proxy』を手がけた村瀬修功、制作を『サムライチャンプルー』のmanglobeが担当。『ハーモニー』は『AKIRA』の作画監督を務めたなかむらたかし、『鉄コン筋クリート』のマイケル・アリアスのダブル監督体勢。制作は精鋭クリエイター集団 STUDIO4℃が手がける。『屍者の帝国』は、劇場アニメ『ハル』を手がけた牧原亮太郎が監督を、『進撃の巨人』のWIT STUDIOが制作を担当するとのこと。なおキャラクター原案は3作品ともsupercellのメンバーであるredjuiceが手がけている。

3作とも公開時期は2015年を予定しているが、詳しいスケジュールは未定。まずは原作小説をチェックしつつ封切りを待とう。また「月刊ニュータイプ」の創刊30周年記念企画として『虐殺器官』と 『ハーモニー』 がコミカライズ企画も進行中とのこと。こちらも見逃し厳禁だ。

『ハーモニー』。高度な医療経済社会が築かれた21世紀後期を舞台とした近未来医療サスペンス。
©Project Itoh / HARMONY

スチームパンクSF『屍者の帝国』は、冒頭30枚を遺して伊藤が早逝。盟友である円城が書き継いで完成させた。
©Project Itoh & Toh EnJoe / THE EMPIRE OF CORPSES

「Project Itoh」PV

伊藤計劃「虐殺器官」アニメーションカット公開

「ハーモニー」先行カットPV

▼リンク
伊藤計劃 Project Itoh
http://project-itoh.com/

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