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ライター必見!文章力をアップさせる1冊

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J-WAVE平日(月〜木)朝の番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」
(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「NESCAFÉ MEET AT BOOK CAFÉ」。
1月26日のオンエアでは、「SHIBUYA PUBLISHING BOOK SELLERS」の店長、
鈴木美波さんが文章力をアップさせたい方におすすめの新刊を紹介しました。

今回、鈴木さんがおすすめするのは『日本の作家 名表現辞典』という本。
これまで、お客さんから「文章の本はありませんか」という問い合わせを数多く受けてきた経験から、
文章を磨くための1冊として紹介しました。文章力アップのためハウツー本は数多くあるなかで、
鈴木さんがこの本をおすすめするのはどんなところなのでしょう。

「コピーライターさんとかが文章力を磨くために、過去の名コピーを何度も何度も写経するみたいな話を聞いていて、
名文を写経するというのはどうだろうと思って調べていたところ、
この本に出会ったんです」(鈴木さん)

本書は、早稲田大学の名誉教授でもある国語学者の中村明さんが長年にわたって集めた名表現の中から、
98作家212作品を厳選したもの。それぞれ名文を抜き出して、それに対して、中村さんが解説を入れるという形式の本になっています。
“辞典”と題された、この本の中には“写経”したくなる珠玉の名表現がたくさん詰まっているのだとか。

たとえば、芥川龍之介さんの『羅生門』の「外には、ただ、黒洞々たる夜があるばかりである。
下人の行方は、誰も知らない」という最後のくだり。この本の中では「下人の行方は、誰も知らない」
という表現に至るまでにあった、いくつもの違う表現を明かし、
改稿を重ねる中で、どのようにして名表現が生まれたかを教えてくれるのだそう。

「表現の違いで、どういうふうな余韻が残るのかとか、
本当に言語学的に面白いところを著者の中村さんが突いてくるんですね。
初めて読んだ方はもちろん、今までに読んだことがある方でも、
あっ、こういうふうに見れば、もっと楽しめるんだなと思うのでは」(鈴木さん)

ほかにも、坂口安吾さん、小林秀雄さん、幸田文さんなど、さまざまな分野の名表現がラインナップされています。
変わり種では映画監督の小津安二郎さんの名表現も。

文章力アップのテキストとしてはもちろん、名作と出会うためのブックガイドとしてもおすすめです。
きっと、心に響く名表現と出合えるはず。

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