良品計画・松井氏とCCC・増田氏が『シーバスリーガル18年 ゴールドシグネチャー・アワード 2015』を受賞

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ペルノ・リカール・ジャパが展開するスコッチウイスキー「シーバスリーガル」と、幻冬舎発行の雑誌「GOETHE」が主催する『シーバスリーガル18年 ゴールドシグネチャー・アワード 2015 Presented by GOETHE』の受賞者が決定し、1月20日都内にて授賞式が開催された。『シーバスリーガル18年 ゴールドシグネチャー・アワード 2015 Presented by GOETHE』は“今、注目すべきビジネスリーダー”に贈られる名誉賞。本業のビジネスの成果を通して社会に活力を与えると同時に、社会貢献にも寄与したビジネスリーダーに贈られる。過去には、作詞家の秋元康氏や放送作家の小山薫堂氏などその時代を象徴する多彩な顔ぶれが受賞している。
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2015年は、審査員の選考により次の2名が受賞。会社のブランド価値を高めると共に、社会貢献にも寄与したビジネスリーダーに贈られる「コーポレートバリューデベロップメント部門」に、株式会社良品計画 代表取締役会長兼執行役員 松井忠三氏、クリエイティビティ溢れる革新的なビジネスアイデアで成功をおさめ、社会貢献にも寄与されたビジネスリーダーに贈られる「ビジネス イノベーション部門」にはカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 代表取締役社長兼CEO 増田宗昭氏がそれぞれ選出された。
良品計画の松井氏は、社長就任当時の赤字状態からV字回復を達成。昨年度の売上は2,000億円を超え、「無印良品」の店舗数は全世界640店舗(内、海外は255店舗)に上るまでの急成長を遂げた。また、日本発の特定非営利活動法人TABLE FOR TWO Internationalが行う「TABLE FOR TWO プログラム」を、国内の「Cafe&Meal MUJI」などの一部のメニューに導入し、寄付金付きメニューの提供を通して世界の食料問題解決にも取り組んでいる。こうしたアワードの受賞経験がほとんどないという松井氏は、「社長に就任した2001年は38億円の赤字を抱えていました。社風を変える、見える化を図るなど、さまざまな仕組みづくりを通して再建に取り組んだ結果、日本企業の中で最も多くの国で事業を展開するまでに至りました。そうした取り組みを見ていてくださった方がいたことに驚き、そして大変うれしく思います。社に戻ったら、社員たちと喜びを分かち合いたいと思います。」と喜びを語った。
カルチュア・コンビニエンス・クラブの増田氏は、「代官山 蔦屋書店」や「湘南T-SITE」を設立し、ネット社会にあって新しい書店や商業施設のあり方を提案してきた。指定管理者として運営する「武雄図書館」が開館1年ほどで来場者100万人を突破するなど、本を媒介とした地方活性化にも努め大きな反響を得ている。もう一つの事業の柱である、TカードとTポイントは月間3,300万人以上が利用する日本最大級の会員組織に成長。災害復興の支援にTポイントを寄付できるシステムを運用するなど、社会貢献活動にも貢献している。松井氏同様、何かの賞を受賞するのは初めてという増田氏は次のように喜びを語った。「前職の退職金を基に蔦屋1号店を始めたとき、僕が最初にやろうと思ったのは企画を売る会社でした。企画を売る仕事というのが理解されにくい中、世界一の企画会社を目指して30数年。今回の受賞で、ようやく企画するということが仕事として認められたのだと感じています。このような賞をいただき、グループとしても大変光栄に思っています。」

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本アワードの特別審査員を務める村上龍氏は、「松井氏の良品計画には、約2,000ページにも及ぶ「ムジグラム」というマニュアルがあります。これは、大企業ならではの悪しき慣習を立て直すためにつくられたもので、従業員や販売員を縛るのではなく、社員の仕事を助けるために各自の意見を反映しながら項目が増えていくというものでした。それまで、決められたことはきちんとやりながら、各担当者の判断に任せるという仕事の進め方をする企業を知らなかった私は、このことにとても感動しました。増田氏のカルチュア・コンビニエンス・クラブは、出版・書籍、映像、音楽などさまざまな領域で革命を起こしたと思います。雨後の筍のようにあったレンタルビデオ業の中で、カルチュア・コンビニエンス・クラブだけが、日本の文化をリードするようなポジションまで達したことは本当に革命的なことです。両者に共通して言えることは、革命的なことを実行し、そして成し得た方であるということ。本アワードに最もふさわしい御二方が選ばれたように思い、私自身とてもうれしく思っています。」と総評した。
アワード名に冠する“ゴールドシグネチャー”とは、シーバスブラザーズ社の現マスターブレンダー コリン・スコットが「シーバスリーガル18年」を創り出した際、ボトルに記した黄金のサインのこと。“スコッチにこれ以上改良される余地はない”とまで称された最高傑作に対する、誇りと自信が込められている。そのエピソードになぞらえ、本業のビジネスで大きな成果を収めると同時に、社会貢献にも取り組む二人の受賞者に、来場者からも惜しみない賞賛が贈られた。
なお、『シーバスリーガル18年 ゴールドシグネチャー・アワード 2015 Presented by GOETHE』の授賞式やトークセッションの模様は公式サイト「ゴールドシグネチャー・チャネル(http://chivas-regal.jp/gsc)」でも1月より公開されるとのこと。

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