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なんとなく、で作ってる!? 『妹に教えたい世界のしくみ』がいい加減すぎると話題に

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 昨年12月に出版された『図でわかる!妹に教えたい世界のしくみ』(笠倉出版社)がネット上で話題になっている。

 本書は、あらゆる世界のしくみをなんでも図で解説してみる、というムチャなコンセプトの本。中国政府のしくみから交通系ICカードの関係、自民党内派閥の系譜、EXILE TRIBEの構成と変遷など、実に幅広い内容が掲載されている。価格は790円(税別)。

 Twitter上では「はしょりすぎw」「こんな素晴らしい本が世の中にあるなんて!」など、さまざまな感想が寄せられている。

 この本はどのような経緯で誕生したのか。編集を担当したTELESCOPE,ltd.の小池倫太郎さんに話を聞いた。

 「もともと雑誌でこの本と似たノリの『北朝鮮の女子高生スパイ16人が選ぶ人気ケータイ機種ベスト10』のような、ツッコミ無用でふざけた記事ページを作っていました。そのため当初は雑誌で連載するための企画として立てていたのですが、どこの編集部にもピンと来ない顔をされて10年以上宙に浮いた状態でした」と語る。

 内容について「雑誌の編集者やライターは『記事は立体的に作れ』と言われます。『記事を立体的に作る』という編集技術をある方向に極端に突き詰めていくと、『本文を読まなくても読んだ気や知った気にさせる技術』になります。この本はそういう編集技術だけで作ったような本なので、本文は読まなくても満足できるようになっています」と、まさにキャッチコピー通り「知った気になれる!」という。

 表紙イラストなどは、さいたまで漫画やイラストを描いている「米」さんが担当しており、これについて「お米ちゃんは漫画の仕事関係の友人です。ふざけた本を作るにあたり、彼女が適役かなと思いお願いすると、喜んで描いてくれました。ありがとうございます」と語った。

 TELESCOPE,ltd.が手掛けたユニークな書籍は他にも、『幻想世界ネーミングナビ(ルール編、データ編)』、猫に辛辣なことを言われる箴言(しんげん)集『ねこ師匠』、受験に役に立たない英単語を猫の写真と一緒に覚えられる『黒ねこの単語帳』などがある。

 最後に「ノリは一貫して『教養=身になる無駄知識』です。増刷がかかる程度には売れているようでなによりです。『世界はそんなに単純ではない』と理解している人であれば、ツッコミ無用で楽しんでもらえるのではないでしょうか」と小池さん。

 ネタとしても面白いので「いいかげんな気持ち」で読んでみてはいかがだろうか。

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