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Awesome City Club、初自主企画で満員の観客がメジャー・デビューを祝福——OTOTOYライヴ・レポート

Awesome City Club、初自主企画で満員の観客がメジャー・デビューを祝福——OTOTOYライヴ・レポート

Awesome City Clubが1月15日、初の自主企画〈Awesome Talks -vol.0-〉を渋谷のTSUTAYA o-nestにて開催。彼らが内包する音楽への熱量、そしてここからさらに大きくなっていく予感を強く感じさせるライヴとなった。また、4月にビクターの新レーベル〈CONNECTONE(コネクトーン)〉の第1弾アーティストとして待望の初CDを発売、渋谷WWWで自主企画〈Awesome Talks –vol.1-〉を開催することを発表した。

冬の冷たい雨が降りしきるなか、開演前には受付のある6階へと通じるエレベーターの前に長蛇の列ができていた。こんな光景はめったに見ることがない。イベントには、メジャー1stアルバムのリリースを控えたSugar’s Campaign、インディーズ・シーン注目のYogee New Wavesも出演する。早くからソールドアウトしており、注目度の高さがうかがえた。受付のあるバー・フロアは照明が暗めに設定されており、テーブルにはロウソクの形をしたライトが置かれている。まるで小洒落たバーにでも来たかのような雰囲気。ライヴ・フロアに降りると、タイラダイスケ(FREE THROW)のDJに満員の観客が耳を傾けている。このフロアも、モールや電飾などで装飾されており、初の自主企画へのメンバーの強い思いとこだわりを感じた。

ライヴはYogee New Wavesからスタート。角舘健悟(Gt / Vo)が「今日はよろしくお願いします」とあいさつすると、代表曲「Climax Night」や新曲を織り交ぜながらフロアを暖めていく。途中、Awesome City Clubとこれまで多く共演してきたという彼らならではのエピソードを交えつつ、シティポップという枠には決して収まりきらないエモーショナルなサウンドを聴かせ、自主企画の開催を祝福した。

続いて、Sugar’s Campaignが登場。seihoが「狭いけど踊っていこう!」と煽ると、フロアは一気にクラブのような空間に。メジャー1stシングル「ホリデイ」などが披露されると、観客は体を揺らしたり手を挙げたりと、思い思いに彼らの奏でるポップスに酔いしれる。メンバーふたりによる、コントのように切れ味抜群のMCで客席を和ませつつ、ゲスト・ヴォーカルあきおもくわわってハイ・テンションな演奏は続く。ラストは「ネトカノ」では、seihoとAvec Avecがマイクを手にノリノリでステージ前方へ。ハッピーな空気で満たされたまま、彼らのライヴは終了した。

拍手と歓声に包まれながら、いよいよこの日の主役であるAwesome City Clubのメンバーが登場。ユキエ(Dr、Vo)がリズムを刻み、atagi(Vo、Gt)が「こんばんは、Awesome City Clubです」とあいさつすると、「Children」からライヴはスタートした。PORIN(Vo、Synth)が「ネストー!! 楽しんでいってください!」と絶叫すると、彼女がメイン・ヴォーカルを務める「4月のマーチ」へ。心地良いポップ・サウンドのなかで、モリシー(Gt、Synth、Vo)の野太いギター・ソロが存在感をみせる。続く「Jungle」では、オーガニックなサウンドに合わせて観客も手拍子した。atagiが「今日ははじめての企画なので、いろんな曲をやりたいなと思っています」と話すと、客席からは歓喜の声があがる。そして「久しぶりの曲」という「愛ゆえに深度深い」を披露。音源よりも一段とドープに響くリズムは、彼らの音楽性の奥深さを感じた。一転して晴れやかなシンセ音が響き渡り「Lesson」がはじまる。ファルセットを多用したatagiの甘い歌声に、観客はじっくりと聴き入った。

ここで主宰のマツザカタクミ(Ba、Synth、Rap)が、この日の会場内の装飾やBGMの選曲をPORINが担当、会場で売られていたグリーン・カレーはユキエが作っていることを明かす。PORINいわく、BGMは「男女がいい感じになるように」選曲したとのこと。「ナンパな曲」という紹介で、ミラー・ボールがまわるなか軽快なリズムの「P」へ。PORINのヴォーカルとatagiのコーラスが、心地良く混ざり合っていく。さらに、ダンサブルな新曲「It’s so fine」、彼らなりのパーティー・ソングという「WAHAHA」を披露すると、本編は終了した。

アンコールに応えて、笑顔のメンバーがステージに戻る。「数日前なんですけど、スタジオに入っていたら、めっちゃいい曲ができちゃいました。せっかくだから、いまやってもいいですかね?」とatagiが話すと、「GOLD」を披露。ずっしりとしたドラムからスタートしたできたての新曲は、随所に散りばめられた爽やかなコーラスが印象的なポップ・チューンで、彼らの新たな一面が垣間見えた。

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