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部下を休ませない管理職はマイナス査定! ノバレーゼが社員に有給消化100%を義務づけ

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ブライダル事業を展開するノバレーゼが、2015年の1年間で社員に有給休暇を100%取得させるよう管理職に義務づけると発表した。日本の労働者の有休取得率は、全体で48.8%と半数足らず。果たして100%消化は可能なのだろうか。

同社によると、各部門長が社員に有休の取得時期の希望を聞き、部署単位で年間の取得計画表を策定する。これを集計し、1月末には全社員の有休取得時期を確定。計画通りに社員が休めば100%になる、という見込みだ。
目的は「優秀な女性人材の確保」

同社広報は有休消化100%に取り組む理由として、「優秀な人材の確保」を挙げる。ブライダル業界では顧客のスケジュールに合わせるために、残業や休日出勤などかなりの激務というイメージがある。同社でも2013年の有給取得率は31.4%と、かなり低かった

「どうしても目の前のお客様のために精一杯働いてしまい、(社員を)放っておくと休まないという状況でした」

しかし、政府の成長戦略で2020年までに有休取得率70%が目標に掲げられるなど、積極的に有休を消化しようという動きが広がっている。そうした中で、長時間労働が常態化している従来のブライダル業界のやり方では、優秀な人材が定着しないと感じたという。

「ブライダルの世界は、女性が重要。特に既婚女性は自分も結婚式をしているので、お客様にきめ細やかな対応ができます。そうした女性が結婚後も働けるよう、環境を整えていかなくてはいけません」

すでに2014年の7月から、社員の有休取得スケジュールを作成する取り組みを試験的に導入。その結果、2014年の取得率は最終的に65.2 %にまで上昇したということだ。

とはいえブライダル業界では顧客ごとに担当者がつき、常時対応することが求められる。従業員が定休日でない日に休んでも大丈夫なのだろうか。
「その人がいないと分からない」状況をなくすシステムを導入

「確かに、最初は『休日に担当のお客様から電話がかかってきたらどうしよう』という声が出ていました」(同社広報)

そこで同社では、顧客の情報を担当者だけでなく店舗ごとに共有するシステムを導入。「その人がいなければ分からない」状況を極力減らし、他の人も対応できるようにしたところ、大きな支障は出なかったという。

100%達成を目指し、チェック体制も厳しくする。社員が計画通りに休めているか、人事部が定期的に出勤簿で確認。3か月ごとに各部門の取得率ランキングを社内で発表する。

期末時点で部下の取得率が100%に達しなかった部門長は、査定でマイナス評価になるので、管理職も気が抜けない。

会社としては、この施策によって社員が計画的に余暇を楽しむことも期待しているという。同社広報は、「この仕事では遊ぶことも勉強の一つ。旅行に行ったりして最新のトレンドを知れば、お客様への提案も深みが増します。しっかり休んで人間性も磨いてもらえれば」としている。

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