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放し飼いにされていた犬に咬まれた場合の対処方法は?

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Q.

 ふくらはぎに19針縫う怪我を追わされました。傷はふさがったのですが、まだ痛みがあり、汚くスカートを履く勇気がありません。傷口を治したいので弁護士を通し飼い主の方に連絡したものの、返答がなく困っています。

(40代:女性)

A.

 放し飼いにされた飼い犬が誰か人を咬んだ場合、刑事と民事、両方の責任があります。
 まず刑事上の責任について。こちらは、本来リードでつなぎ止めておくべき犬を放し飼いにしていた点に、管理上の不行き届きがあり、これは「過失」と捉えられます。そして、その結果人に怪我をさせた場合は「過失傷害罪(刑法209条)」となりえます。
 一方、民事上の責任は、不法行為責任に基づく損害賠償請求があります(民法709条)。損害賠償として治療費などを請求することが可能であると考えられます。
 詳細はわかりかねますが、傷口をきれいに治すための治療費の請求を弁護士にご依頼されているものと拝察します。しかし、その連絡に相手方が応じない状況とのこと。不安な気持ち、お察しいたします。

 弁護士にご依頼済みとのことですから、基本的にはその方に対応をゆだねるべきだと考えます(おそらく電話などの接触に応じない場合は、内容証明などを活用して相手方に連絡を取っていく事になります)。

 ただ、すでに述べたように相手方には刑事上の責任もあります。そこで、傷の治療にまつわる診断書などを取得し、それを持って警察に被害を届け出るという手法もあります。過失傷害罪の可能性があれば、捜査として警察から相手方に連絡が行くことが想定されます。そうすれば、治療費の請求等に対しても真摯に応じてもらえるようになると考えられます。

 もっとも上記はあくまでひとつの手法です。「治療費の請求を主軸にする」のならば、正攻法として内容証明等を活用し、それでも応じない場合は、民事調停の申し立てを行います。調停にも現れないようならば、訴訟提起をすることになります。対応については、やはり現在依頼されている弁護士と詳細を打合せる必要があると考えます。

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