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アイルランド発のモンスター・バンド=ザ・スクリプト、6年振りの来日公演大盛況

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全世界トータル・セールス2千万枚、YouTube/VEVO総再生回数4億回以上を誇る、アイルランド・ダブリン出身のロック・バンド、ザ・スクリプトが、最新アルバム「ノー・サウンド・ウィズアウト・サイレンス」を引っ提げ、6年振りの来日公演を1月16日に東京・赤坂BLITZにて行った。

地元アイルランドやUKでは、スタジアム級のライヴを行うまでに大きく成長した彼らのライヴを、1000人強という規模の会場で見られるということで、6年という時間が空いていたにも関わらず、当日会場は超満員。この日彼らは、ずっとこの日を待ち続けていた日本の“スクリプト・ファミリー”と一体となり、エモーショナルでもあり、エネルギッシュでもある、ザ・スクリプトならではのライヴを創り上げた。

約6年ぶりの来日を果たした、アイルランド出身のザ・スクリプト。この6年の間に世界中で大ブレイクを果たし、最新作「ノ―・サウンド・ウィズアウト・サイレンス」(日本では今春発売)で全英1位、アメリカでも10位を獲得した3人組の世界ツアーが、東京の赤坂ブリッツでスタートした。

今やライヴはアリーナ・クラスの彼ら。今回の世界ツアーも、たとえば英国最大のマンチェスター・アリーナや第2位のO2アリーナ(ロンドン)での公演がこの後は予定されている。この日の赤坂ブリッツも、オープニングで既に、ライティング演出や音響からしてまごう事なきアリーナ仕様。真剣勝負で6年ぶりの日本のファンと向き合う3人に、観客も登場の瞬間から熱い歓声で応えた。

サポートにベースとキーボードを加えた5人編成のこの日のライヴは、新作収録の「ペイント・ザ・タウン・グリーン」で幕を開けた。日本では未発売、シングルにもなっていないこの曲を、会場の日本のファンは完璧に知り、歌っている。それは衝撃的な光景でもあった。ケルト音楽を取り入れ故郷アイルランドを歌ったこの曲に合わせ、かの国の国旗を振るファンも。6年間の不在を感じさせぬ観客の盛り上がりは、次のシングルの「スーパーヒーローズ」で更に加速していった。

なかなか来れなかったのに応援し続けてくれた日本のファンへの感謝を、この前日の取材でも口にしていたザ・スクリプトの3人。その想いは、ステージにはっきり表れていた。フロントマンのダニー・オドナヒュー(Vo&Key)はハンドマイクでエネルギッシュに歌うかと思えば、ギターやキーボードなどを弾いて曲の持ち味を丁寧に伝える役目も。マーク・シーハン(G&Vo)が曲たちに加えるラップやコーラスは、バラード曲の印象の強いこのバンドにエネルギッシュな躍動感を加味していた。一方でグレン・ヒューズ(Dr)はパワフルなドラミング以外にも美しいハーモニーを生むコーラスを担当。デビュー曲の「ウィ・クライ」や初期の名曲「うごかぬ想い~ザ・マン・フー・キャント・ビー・ムーヴド」などは、6年前に見た際よりも3人のそんな持ち味が調和し、世界的な人気者に成長したバンドならではの凄味すら宿っていた。

僕らにはファンはいないけど、ファミリーがいる--そんな言葉で、「家族」である観客にしばしば熱心に語り掛けていたダニー。突然ステージを降り、ファンの息吹をダイレクトに感じながら、広い赤坂ブリッツのフロアを左から右へ笑顔で歌い歩く彼の姿は、衝撃であり壮観だった。「泣くなら、僕も一緒に」と歌いデビューしたこの3人の、アイリッシュならではの熱い心と人間味と優しさは、いくらビッグになろうと不変だ。「You guys want to make a moment? …Let’s do it now!」という言葉でスタートしたアンコール最終曲の「ホール・オブ・フェイム」で、会場はさらに一体化。最後の瞬間まで盛り上がり続けた「家族」に応えるように、またすぐ帰ってくるよ、という言葉を残した彼らもまた、大満足の一夜だったに違いない。

文:妹沢奈美
撮影:Yoshika Horita

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