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植田真梨恵、大阪にてピアノワンマン完全燃焼

エンタメ
植田真梨恵、大阪にてピアノワンマン完全燃焼

SSW植田真梨恵が先週の東京・渋谷WWWに続き活動拠点となる大阪・心斎橋BIG CATにて西村広文(アカシアオルケスタ)とのピアノワンマン「植田真梨恵LIVE OF LAZWARD PIANO -青い廃墟-」を開催した。

インディーズ時代からのコンセプトライブでもあるこのシリーズは東京公演に引き続き、チケットはソールドアウト。“静”と“動”の対極なイメージが彼女の中でうまく消化され、静けさの中に潜む狂気であったり、激しさの中にある切なさだったりを作品やパフォーマンスを通して、我々に提示してくれる彼女。このコンセプトライブはよりリアルにそんな一面を魅せてくれるシリーズでもある。グランドピアノ×アコギ×歌を中心に吐き出される作品の数々。普通に考えると両者が融合し一つの作品を奏でるものだが、時に彼女のボーカルがピアノに噛みつき対峙。同じ作品を奏でているにも関わらずピアノに挑んでいるような錯覚に陥る。

2月25日にリリースされるメジャーファーストアルバム「はなしはそれからだ」より「a girl」からスタートした今ライブ。「壊して」「心と体」と立て続けに激しく重めの歌でグイグイとオーディエンスを引っ張っていく。「本日は皆さん、ラズワルドピアノにお越し下さり、ありがとうございます。最後まで楽しんでください!」のMCの後、インディーズ時代の作品から数曲披露。オーディエンスが裏の拍手でリズムを刻み跳ねるような「よるのさんぽ」からメジャーファーストシングル「彼に守ってほしい10のこと」、「センチメンタリズム」と進むにつれ会場は一気にヒートアップ。そして東京でも披露したカバーソングコーナーでは東京会場で披露したソウルフラワーユニオンの「青天井のクラウン」ではなく「大阪は違う曲を持ってきました。」と大貫妙子の「メトロポリタン美術館」をチョイス。彼女の幼い頃の記憶に残る名曲だ。そして、ライブは後半戦へ。先ほどの「メトロポリタン美術館」からヒントを得て制作されたという彼女にとってメジャー2枚目のシングル「ザクロの実」、メジャーファーストアルバム「はなしはそれからだ」から収録曲中、もっとも淋しく、もっとも一人ぼっちな究極の刹那系ソング「さよならのかわりに記憶を消した」を披露。

「2014年、去年という年は私にとってとても大事な一年になりました。8月のメジャーデビューから、たくさんの初めましてな方々と出会う機会になりましたし、私自身ももう一度、音楽というものを考え直して曲を作ってきました。福岡を離れずっとこの大阪という街で生活をはじめる中で、自分の中にあった淋しい気持ちとか、現在、一人でいるという気持ちとか、そういうものを音楽に変えてきたんですが、新しく考えていることとは、ずっと皆さんの中で、こんなふうに一時期共有した時間というのは時がいっぱい流れた後に、何かがきっかけでもう一度一回消えた音楽が、たくさん聴いた音楽が頭の中で蘇ってきたりだとか、そういう時に一緒に過ごしていた人のことを想い出したりだとか、そういうひとつの想い出の作用というか、その中で出会っていく人たちのことというか、そういうところをとても大事にしようと思っていて、これから先に、色んなことが皆さんの人生の中にあると思いますし、これから先、私のことをすっかり忘れることがあると思うんですけど、そんな中でふと想い出して、何か新しく始める時なんかに皆さんの力になるといいなと思っています。そういう気持ちで歌を歌っています。今から歌う曲は、これから何か不安なことがあったりだとか、何かのせいにして、こうだからできないとか、そういうことを思わずに、まっすぐに頑張っている人たちの為の曲です。」と心が震えるような「変革の気、蜂蜜の夕陽」をしっとりと力強く聴かせたのち、「ハイリゲンシュタットの遺書」「S・O・S」で本編をフィニッシュ。

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