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憧れの「花の都」パリは不便!?そう思わせない生き方とは

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こんにちは! TRiPORTライターの濱松です!

しばしば「花の都」と言われるパリ。しかし、一度立ち止まって考えてみると、どのようにして世界中から観光客が押し寄せるような魅力を維持しているのだろうか? という疑問が出てきます。今回は、そんなパリが「花の都」であり続けられる理由をお伝えしたいと思います。

まずは、パリについての基本情報から。パリは、フランス共和国の首都として北部に位置し、人口215万人のフランス最大の都市です。街は円形に広がり、中心には、セーヌ川が北と南を分けるようにゆったりと流れています。パリという名前の起源は、紀元前3世紀にケルト人の中のパリシイ族がパリ内にあるシテ島に住み始めたことに由来するようです。

パリの街は本当に広く、街の中心には美術館が多く存在し、そこから南に歩けばパティスリーやショコラティエが軒を連ねています。バスティーユ広場を抜ければ、パリジェンヌたちがカフェでタバコをくわえながら静かに本に没頭する姿が見られるでしょう。

歴史的財産を最大限に活かした街づくり


世界で最も来乗客数が多いと言われるルーブル美術館(ライター撮影)

そんなパリには、100を超える美術館・博物館が立ち並んでいます。街の中心に流れるセーヌ川のその右岸(北側)には、フィリップ2世によって建設されたルーブル宮殿があります。それを美術館として利用し、現在では世界で最も来場者が多いそうです。そこには、開館前から長蛇の列が発生し、閉館まで途絶えることはありません。多くの芸術を生んできた街は、その財産を最大限に活かす街づくりがしっかり行われているのです。

白い息越しに見える、朝焼けに照らされた宮殿は美しく、神々しさすら感じます。冬の寒さを我慢しながらも、その美しさを目に焼き付けた後、カメラのシャッターを切ってみてください。きっと忘れられない景色となるでしょう。

パリの生活は窮屈すぎる!?


街の建物は、高さがすべて統一されている(ライター撮影)

日本人の視点からすると、パリでの生活は、不便ばかりのようです。昔、ナポレオン3世の命令によって、建物は地上20M(6階建てに相当)までに規制されました。そして、100年以上たった今でも当時の建築物を使い続けています。そのためインフラが整っているとは言えず、シャワーのお湯は貯水槽に貯めた分しか使えない場所もあるくらいです。街頭も少なく、夜は物騒に思う人も多いでしょう。買い物をするにもちょっと不便で、コンビニはなく、スーパーも早く閉まってしまい、日曜日は閉店のお店がほとんど…。

何事も楽しもうとするパリ人の生活


年越しは、シャンゼリゼ通りにパリ人や観光客が詰めかける(ライター撮影)

しかし、パリに住むフランス人はこれらのことをプラスに考え、プライドを持ち、楽しんでいるようにさえ感じます。

街を歩けば、建物の多くが目を引く美しいものであり、凱旋門やエッフェル塔から見る景色は、大都会とは思えないほど遠くまで一望することができます。水の節約が騒がれる日本をよそに、パリでは誰に言われるわけもなく、水を大切に扱っています。街灯が少ない分、少量の明かりに照らされた歴史的建造物は、昼の顔とは違う表情を見せてくれます。家族団らんの時間には、あえて電気を消し、ろうそくを灯す家もあるようです。その光だけでくつろぎ、今日のできごとについておしゃべりする…。そんな生活が楽しいと思えるパリの人々。日本人からすると、おしゃれだなと思う人もいるかもしれませんね。

このように一見、規制や制限にしか見えないことさえも楽しむ。それがパリに住む人の条件であり、パリを「花の都」と呼ばせる由縁なのかもしれません。

(ライター:濱松教道)

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