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突発性難聴 約10年で1.5倍に

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近年、スガシカオや浜崎あゆみが公表したことで、世間の認知度が上がった「突発性難聴」。厚生労働省研究班が中心となって行った全国受療者数の調査によると、突発性難聴は1993年に人口100万人当たり192.4人だったが、2001年には同275人と、10年で約1.5倍に増えている(難病情報センターHPより)。最近は突発性難聴も含め、耳の病気が若者にも増えているというウワサもあるが、なぜだろう?

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「実質的に、耳の病気や難聴が増えているわけではないと思いますよ。受療者数が増えているのは、医療の発達とともに、病気に対する関心が高まり受診率がアップしたことで、見つかりやすくなったのだと考えられます」

そう教えてくれたのは、日本橋大河原クリニック院長の大河原大次先生。増えていないなら、心配することはないか…。

「そうとも言い切れません。難聴というと高齢者の病気と思いがちですが、若い人も例外ではないことは覚えておくべきです。中耳炎などの病気や耳垢がたまることで起こる『伝音性難聴』はあまり心配ありませんが、聴覚を司る器官・蝸牛(かぎゅう)などがある内耳といわれる部分のトラブルで起こる『感音性難聴』は20~30代でも発症します。突発性難聴も感音性難聴の一種です」

感音性難聴には、突発性難聴以外にどんな病気があるのだろう?

「内耳にリンパ液が過剰に分泌されて神経を圧迫し、めまいや耳鳴り、難聴を繰り返す『メニエール病』。蝸牛内でリンパ液が増え、低音が聞こえにくくなる『低音障害型感音難聴(蝸牛型メニエール)』。コンサートやクラブでの大音量、ボリュームの大きいヘッドホンなどが原因で起こる『音響外傷(ヘッドホン難聴)』などが挙げられます」

メニエール病は昨年11月、ジャニーズのタレント・今井翼の休養の原因となった病気だ。日頃からできる予防法は?

「感音性難聴は、正確な原因がわかっていない分野なんです。突発性難聴は聴覚に関する神経のウイルス感染や、血流の悪化で起こるともいわれますが、定かではありません。ただ、突発性難聴やメニエール病はストレスが引き金になるといわれているので、ストレス過多だと感じる人は息抜きを。音響外傷は、普段のヘッドホンの使い方に気を付けましょう。耳が痛くない程度の音量で、“1時間半聞いたら5~10分は耳を休ませる”ことを心がけていれば心配ありません」

なるほど。しかし症状が軽度だと、難聴になっても気づかない可能性があるのでは?

「難聴になると、耳が聞こえにくくなる、耳鳴りがする、耳が詰まったような違和感がある…といった症状が出ます。ですが、『なんとなく聞こえにくいだけ』だと放置しがちなのも確かです。しかし、感音性難聴は早期治療が必須。症状が始まって1週間以内、遅くとも2週間以内には医師の診察を受けてもらいたいところです。2週間を過ぎると、改善率がガクッと下がってしまいます」

タイムリミットは2週間!? 耳や聞こえ方に違和感があったら、早めに耳鼻咽喉科に診てもらうようにしよう。
(有竹亮介/verb)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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