家庭で余った食材がレストラン料理に?「サルベージパーティー」とは

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家庭で余った食材がレストラン料理に?「サルベージパーティー」とは
J-WAVE平日(月〜木)朝の番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」
(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「MITSUBISHI JISHO TOKYO DICTIONARY」。
1月15日のオンエアでは、「サルベージパーティー」を紹介しました。

主婦を中心にジワジワと人気が高まっているという、このパーティー。
沈んだ船を引っ張り上げる作業などを意味する「サルベージ」という言葉ですが、
ここで引っ張り上げるのは「家庭で余った食材」。実際どんなパーティーかというと、
家庭で余った食材を参加者たちが持ち寄り、プロのシェフがレストランのような料理を作って、
参加者で食卓を囲むというパーティーなのだそうです。

料理研究家の山崎志保さんによれば、参加者が多く持ち込むのは缶詰・乾物・調味料だそう。
そこで、高野豆腐をマッシュポテトと合わせたり、ゼリーをサラダにしたり、
“サルベージシェフ”の手によって普通では思いつかないような組み合わせの料理に変身させるそうです。
主婦や自炊をする人は、毎日の献立がマンネリしがち。しまいには食材を腐らせてしまった……
なんてことも経験があるはず。そんな問題の打開策としても人気があるそうです。

「新たに何かを買わずに、むしろ持て余していたもので楽しく発見し、
エコできるということで人気なのではないでしょうか」(山崎さん)

ちなみに、日本では全体で3分の1もの食材が廃棄されているという問題があります。
エコな面でも重要な役割を果たしそうな同パーティー。
さらに山崎さんは、サルベージパーティーには、今の東京に失われつつある、
ご近所付き合いにも一役買っていると話します。

「昔は、ご近所でたくさんある料理や食材を持ち寄り、
お茶を飲んだりご飯を食べたりという、いわゆる井戸端文化があったと思うのです。
サルベージパーティーは、いわば井戸端文化の
新しい形なのではないでしょうか」(山崎さん)

食材の廃棄問題や、地域コミュニティーの形成にも役立つという新しいパーティーの形。
さらにシェフのおいしい料理が食べられるということで、
これから注目のパーティーとなりそうです。

【関連サイト】
「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/tmr/

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