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風呂上がりのコーヒー牛乳なぜ美味い

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銭湯や温泉でポカポカに温まったら、お湯から上がる。脱衣所でビンのコーヒー牛乳を買う。おもむろに腰に手を当てて、ぐびり…。これがまた、じつにおいしい。水でもお茶でもない。コーヒー牛乳じゃないとダメなのだ!…という人は、筆者だけではないはず。

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しかし、人はなぜ入浴後にコーヒー牛乳を飲みたくなるのだろうか。調べてみると、「湯上がりの貧血防止になる」「発汗機能がアップする」「興奮を抑えて眠りやすくなる」など、牛乳に含まれる成分を由来とする様々な説があるようだ。

しかし、真偽は今ひとつわからない。日本乳業協会には、こうした質問に答えてくれる消費者相談室がある。無茶を承知で、この疑問をぶつけてみたところ──。

「たしかに、牛乳系飲料に含まれる(鎮静作用があるとされる)カルシウムや、(リラックス効果があるとされる)オピオイドペプチドなどの作用はありますね。ただ、一番の理由は湯上がりの火照った体が冷たい飲み物を欲するからで、そのうちのひとつがコーヒー牛乳なのではないでしょうか」(相談員・加藤明子さん)

さらに、メーカーにも聞いてみた。

「ビン入りコーヒー牛乳は、ビンに直接口を付けて飲むため、飲み口の形状から香りとともに心地よい冷たさも感じられるかと思います。こうした特性から、湯上がりについ手に取ってしまうのでは」(明治広報部・壁谷幸輝さん)

たしかに、ビンならではの飲み口の影響は大きいかもしれない。明確な結論は出なかったが、いずれにせよ、温まった体を冷たい飲み物でクールダウンさせるコーヒー牛乳の存在は風呂上がりに欠かせない。

ところで、日本乳業協会の相談員・加藤さんが面白いことを教えてくれた。

「お風呂上がりに腰に手を当てて飲むポーズをよく目にしますが、あれはビンの口の形状のせいで、頭を後ろに反らさないと飲めないため、その際バランスを取るために手を腰に当てるという説を聞いたことがあります」

おお、なるほど。素朴な疑問を調べた結果、意外なマメ知識も得られた。とにもかくにも、この愛すべき“ビン入りコーヒー牛乳”の生産が未来永劫続きますように。
(石原たきび)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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