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トンデモ歯科医の見分け方 出身大学の偏差値の把握も必要

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 削らなくていい歯を削っていたり、抜かなくていい歯を抜いていたり、世にあふれるペテン歯科医。そもそも成り手に問題が多いと言うのは『この歯医者がヤバい』(幻冬舎新書)の著者でサイトウ歯科医院(東京・渋谷)の斎藤正人院長だ。

「大学の歯学部は医学部に入れなかった挫折者や親のコネ入学が少なくない。定員割れで名前を書けば入学できるような歯学部もあります。ハッキリ言って、知識レベルに不安のある人間が歯科医になっているケースが多いんです」

 斎藤さんの知る歯学部学生には「鶴岡八幡宮」を「つるおか、やはたみや」と読んだり、「静脈」を「せいみゃく」と大真面目に読むツワモノまでいるという。

 2014年、歯学部全29校における国家試験の合格率は63.3%で医学部の国家試験合格率90.8%と比べかなり低い数値だった。最下位の大学にいたっては23.6%で4人に1人しか合格していない。

 こうした学生が何年も国家試験に落ち続けてやっと合格し、歯科医となっているのが現実だ。しかも、その後鍛練する機会は少ないと医療ジャーナリストの田辺功さんは言う。

「ほとんどの一般病院は歯科を併設しておらず、多くの歯科医が開業します。しかも医科のように複数の医師が切磋琢磨することが少なく、歯科医はデタラメ治療がまかりとおりやすい。例えばインプラント治療ではメーカーの講習を2~3日受けただけで施術を始める歯科医もいる。歯科医の質がチェックされないことが最大の問題です」

 現在までインプラント手術中の事故など、歯科関連の重大事故が多々起きている。大切な歯を守るため、歯科医をどう見分ければいいか。何より大切なのは歯科医のコミュニケーション能力だ。

「患者の相談や悩みによく耳を傾けて、どんな治療を望むか確認してくれる歯科医は信頼できます。治療法をしっかりと説明し、患者の同意を得る『インフォームド・コンセント』を心がける歯科医がおすすめです」(斎藤さん)

 治療のやり方も大きなヒントになる。

「最近は患者の顔を見ず、レントゲンやCTを眺めるだけの歯科医が多いが、治療の基本は患部に触ることです。腐敗や薬の染み具合を確認するため、患部の匂いを嗅ぐことも重要。五感をしっかり使って治療する歯科医は信頼できます」(斎藤さん)

 歯科医の腕を知るには“身辺調査”も有効だ。

「歯科医は経験がものをいうので、なるべく歯学部卒業後10年以上の歯医者を選びたい。また、偏差値下位の私立大学歯学部出身の歯科医には注意が必要です。他の先生から教科書通りに指示された治療はできても、実際の現場で状況に応じて自分で考え、判断を下すことができない歯科医が多いからです。厳しい見方ですが、歯科医の知性やレベルはある程度、偏差値で判断できます」(斎藤さん)

※女性セブン2015年1月22日号


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