落書きを添削!? 楽しい絵を赤ペンで描き加えてくれる元教師にインタビュー
学生の頃、テストの答案用紙に落書きをして、先生に怒られたという人は少なくないはず。一方、先生がその落書きに面白い絵を描き加えてくれる、といった経験はなかなか珍しいだろう。
タイ・バンコクのカトリック系の女子校で教師をしていたジョン・ザドロズニー(ハンドルネーム・Squeezymo)さんは、生徒の提出物に描かれた落書きを、赤ペンで加筆して人気を博している。
もともとジョンさんは落書きが大好きで、自身が学生だったときにも、落書きが役に立ったという。その後、教師になってからは、生徒の宿題や答案などの落書きに絵を描き加えるようになった。
友達の間で見せ合うほど面白がる生徒もいたが、最初は自身の落書きが変えられてしまうのを好まない生徒もいたそうだ。そんな生徒には「解答を直すのと同じで、落書きも直していいだろう?」と伝えると、「落書きの添削」を楽しむようになったという。
ネット上で落書きの添削が話題になった様子を見た一部の人からは、「もっと生徒の評価を行うのに時間を取るべきで、絵の添削はやめたほうがいい」との声も上がった。
それに対しては「落書きの添削も、教師が授業で生徒たちを楽しませ、夢中にさせられるような方法のひとつだと考えている」と持論を述べた。
ジョンさんは「生徒には将来、幸せな暮らしを送ってほしいし、世の中の役に立つような人になってほしい」と語る。落書きを添削するというユニークな試みには、そんな思いも反映されているのだ。
ちなみに現在、ジョンさんは学校を退職し、マラリアの調査に携わっている。ただし、落書きの添削は継続中だ。添削してもらいたい人は「メールで絵を送ってくれればいつでも添削するし、その結果をブログに載せる」とのこと。気になる人は直接連絡を取ってみてもいいかもしれない。
●ジョン・ザドロズニー
1989年アメリカ・アリゾナ州生まれ。タイ・バンコク在住。大学にて生物学を専攻。好きなことは旅行、自転車に乗ること、友達に馬鹿げた絵を描いて送ること。好きな動物は犬。
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