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旅先でキレイな写真を撮りたい人が知っておくべき5つのX線対策方法

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Photo Credit: ayadiary via Compfight cc

旅に持って行く必需品のひとつとしてカメラがあります。コンパクトカメラから本格的な一眼レフカメラまで様々なものがありますが、中にはフィルムカメラを持って行くというこだわり派のみなさんもいらっしゃると思います。

そこで問題になってくるのが荷物検査時に受けるX線検査。空港では、荷物の中に危険物が無いかをX線を通してチェックしています。そのX線がフィルムに影響を与えてしまい、写真が変色したり、粒子が粗くなったりする事があるため、フィルムユーザーの海外旅行の悩みの種となっているのです。

一応大丈夫だけれど……

手荷物検査の機械には、それぞれ「ISO感度~までは安全」という表示がされています。しかし何度もX線を通すと、安全と書かれているISO感度範囲内でも感光してしまう事があります。

多くの空港係員は「ISO感度○○までは安全と書いてあるから問題ない」と主張してきますが、一度X線を通してしまえば比較は出来ませんし、感光してしまったかは現像しないと分かりません。感光していたからといって、その空港職員が責任を取ってくれるわけでもなく、ただ感光したフィルムと思い出を前にして、悲しみに打ちのめされることになります。

できるだけX線の感光を避けるべく、今回は海外旅行にフィルムを持って行くこだわり派の皆さんと、X線検査回避対策方法を5つ考えてみたいと思います。

(1)フィルムは絶対に手荷物にする

Photo Credit: ** RCB ** via Compfight cc

飛行機に乗る時にはチェックイン時にカウンターで預けてしまう「預け荷物」と、自分で機内に持ち込む「手荷物」の2種類の荷物がありますが、フィルムは絶対に手荷物にしましょう。預け荷物を見るためのX線はとても強力なため、1回でフィルムが感光し、ダメになってしまう事があります。 一方で、手荷物のX線は預け荷物のものよりも弱く、X線の強さを調整できるものがあるので影響が少ないと考えられます。

(2)ジップロック等に箱から出して入れておく

筆者の旅行時のもの

デジタルカメラが一般化している今となっては、フィルム自体を知らない、ほとんど目にする事がないという人も少なくないと思います。そのため、国によっては怪しまれてしまう事もあります。そうならないように、フィルムは箱から出して透明のジップロックなどの袋に入れ、目で見てすぐに分かる状態にしておきましょう。 出来るなら袋自体に「Film」(フィルム)、「Hand check please!」(ハンドチェック プリーズ)、「Hand Inspection」(ハンド インスペクション)、とマジックではっきりと分かるように書いておくとより効果的です。

参照:バックパッカーなら知っておきたい、海外への旅に備える持ち物10選

(3)ハンドチェックをお願いする

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ここが一番の難所です。空港等の荷物検査時にはカバンから透明の袋に入れた状態で取り出し、フィルムであることを伝え、「Hand check please!」(ハンドチェック プリーズ!)、「Hand Inspection please!」(ハンド インスペクション プリーズ!)とお願いしましょう。

国や係員によっては全く受け付けてくれない事もありますし、あからさまに「面倒臭いから嫌だ」という態度を取られることも多々あります。根気よく丁寧にお願いしても拒否された場合は、フィルムをX線に通すか、搭乗拒否を受けるかどちらかになってしまうことになります。 カメラに入ったフィルムに関しても同じですが、場合によっては、その場で試しにシャッターを切るように言われる事もあります。

ポイントとしては

ハンドチェックは時間がかかるため、時間に余裕を持って検査場所へ行く。
検査場所が空いている時に(係員に気持ちと時間の余裕があるであろう時に)、親切そうな係員の検査を受けるようにする。
警戒心を下げるため、フィルムは一目で分かるようにしておく。
丁寧に根気強くお願いする。
ダメな時はあきらめも肝心。

ということを覚えておくとよいでしょう。

(4)X線保護袋の賛否

これは賛否両論のある方法です。フィルム用のX線を通さない「X線保護袋」「X線防止袋」なるものも専門店等では販売されていますが、これは「X線を通さない=検査時に中身が見えない」といった状況になるため、反対に怪しまれて中身が見えるまで強力な数値のX線を当てられ感光してしまうということになります。また、結局中身を検査するために荷物を開けられて再度X線を通されたりする場合がほとんどです。

かなり古いローカルな空港などでは旧式の検査機を使っている事があり、ハンドチェックを拒否された場合、「X線保護袋」で通過する事が出来る空港もあるようです。

(5)現地で購入・現像

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ひとつの手段として、現地でフィルムを購入し、撮影後に現地の写真屋さんで現像して帰国するというものがあります。 このとき、国によっては日本よりフィルムの値段が高かったり、そもそもフィルムを購入できるお店が見つけれない、35mmカラーフィルム以外のフィルムは購入するのがかなり困難なことがあります。

現像料金は日本より安いことが多いですが、店員とのコミュニケーションの必要や、現像液の状態が分からないため少し勇気のいる手段なのかもしれません。しかしX線は通さずに済むため、この方法を使っているフィルムユーザーもいます。

さいごに

9.11以降厳しくなった荷物検査。ハンドチェックを全く受け付けてくれない国や空港や、係員によって対応が全く違ったり、こちらが不安になるほどルーズな空港もあります。

デジタルカメラが一般化した中で、フィルムカメラを持って行くと驚かれることもありますが、フィルムでしか撮れない写真や表せない味がありますよね。こだわり派のフィルムユーザーのみなさん、これからもフィルムを持って世界を切り取りに飛び立ちましょう! Have a nice trip!

(ライター:赤崎えいか)

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