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フィギュア「歌入り」解禁の影響は

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羽生結弦選手らの活躍や、若手の台頭で盛り上がりを見せるフィギュアスケート界で、今季(2014- 15シーズン)から1つ大きな変化が起きています。従来、アイスダンス以外では「減点対象(-1点)」だった“歌入り”の楽曲が使用できるようになったのです。

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これにより、今季は多くの選手たちが歌の入ったプログラムを選ぶように。たとえば、12月12日から14日まで行われたグランプリファイナルでは、男女シングル12人のうち9人がショート、フリーのプログラムのいずれかで歌入り楽曲を使用。世界のトップ選手が集まる試合でこの数字ということは、今後さらに広がりを見せることになりそうです。

また、日本人では男子の羽生選手と無良崇人選手、女子の村上佳菜子選手が、同じ「オペラ座の怪人」をチョイスしたことでも話題に。過去にも例はあったが、同国のトップ選手同士、しかも同じフリープログラム(村上はショート、フリー両方)で3人も楽曲がかぶるのは珍しい。アレンジは違うものの、28日まで行われていた全日本選手権で「この選手とあの選手って同じ曲なの?」と驚いた人もいるのではないでしょうか?

今回のルール変更の影響と選手たちの受け止め方について、3シーズン前まで現役選手として活躍し、現在はコーチを務める澤田亜紀さんに伺いました。

「歌詞の内容というよりも歌声が入る音楽の魅力を重視し、選手たちは歌入りを選んでいるのだと思います。これまで『音楽はいいのに歌詞が入っているから使えない』という曲が多くありました。(競技用に演奏、録音、編集などを行って作り直すと時間・費用がかかるため、一部の選手しか対応できない) フィギュアスケートでは定番の『オペラ座の怪人』も、歌が入ることでさらに見ている人に訴えかけてくる音楽になります」

これまで我慢してきたものをここぞとばかりに入れてきた、という感じですね。

「そうですね(笑)。今年『オペラ座の怪人』がこれだけ流行ったのも『近々、歌入りが認められるから』と、選曲を考えていた選手もいるからだと思いますよ」

では、今後はどのような曲が増えてくるでしょうか?

「全編に歌が入っているポップス系の曲は、競技ではあまり使われないでしょう。ショートプログラムだと2分50秒という短時間なので、それに収まる曲も少ないうえ、プログラム全体で使うと歌詞が切れて、意味が分からないまま終わってしまうこともありえます。編集を考えると、歌詞入りの曲は使い方に気を配らないといけません。しばらくは、ミュージカルやオペラなど、これまでもインストゥルメンタルが使用されてきた曲で、部分的に歌入りが使われることが増えるのではないでしょうか」

クラシック・オペラ・ミュージカル・映画のサウンドトラックなどと並んで、流行りのポップスやバリバリの洋楽ロックがフィギュアの定番に!なんてことは、もうしばらく先のよう。とはいえ、各陣営ともいろいろ試行錯誤していくことは間違いなさそう。選択肢が広がったことで、より自由で多彩なプログラムが期待できそうなフィギュアスケート。今後はジャンプやスケーティングだけでなく、楽曲にも注目です!
(R25編集部&島津愛子/Pigeon Post〈澤田氏取材〉)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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