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通院費や休業補償などお客様からの度重なる請求には応じるべき?

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Q.

 飲食店を経営しています。従業員がスープを手渡した際、お客さんが手を滑らし足にかけてしまい火傷を負ってしまいました。一方的なミスではないにしろお店内の事故ということでお見舞い金を渡し、通院費、休職中の補償も約束させて頂きました。先日お会いした際に慰謝料も請求されたのですが、どこまで要求に応じるべきでしょうか。

(年代・性別:不明)

A.

 飲食店で、従業員の方がミスをしてお客様に対して火傷を負わせてしまった場合、お金にまつわる請求としては「債務不履行に基づく損害賠償請求(民法415条)」あるいは「不法行為に基づく損害賠償請求(民法709条)」という構成が考えられます。
 請求される内容としては、「通院費」や「火傷によって仕事を休んだ場合の補償」など「火傷がなければ得られた利益や、避けられた支出」になります。
 慰謝料が認められるかについては、交通事故の場合に準じて、治療期間の長短や後遺障害の有無で判断されます。

 ただ、今回のケースが実際に訴訟に発展した場合、「従業員の方の一方的なミスではない」とのことであれば、相手方の不注意が考慮されて損害賠償の金額が減額される「過失相殺」がありえます。

 理由のない部分についてまで相手の要求に応じる必要はありませんが、お客様相手の商売ですので、「法律上、支払う義務がない」と紋切り型の対応をするのも角が立つのではないかと拝察いたします。誠意をもって丁重に対応し、それでも相手方が納得しない場合は、弁護士などの法律の専門家に入ってもらって対応されるのがよいのではないかと思われます。

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通院費や休業補償などお客様からの度重なる請求には応じるべき?

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