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日本の正月とは違う、世界各国のユニークな新年の迎え方5選

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Photo Credit: Flugufrelsari via Compfight cc

一年は早いもので、そろそろお正月。また新しい年の始まりがやってきます。お正月には家族がこたつに集まり、テレビを見ながら団らん。年越しそばを食べ、初詣やデパートの初売り、夜はおせち料理をおいしくいただく。比較的静かに新年を迎えるスタイルが、一般的な日本のお正月の過ごし方かと思います。

Photo Credit: justindoub via Compfight cc

文化や歴史的背景が浮き彫りになる新年の過ごし方、世界各国と比べると日本のスタイルは少し珍しいものかもしれません。

(1) 元日の過ごし方が、新しい1年の過ごし方/チェコ共和国

ヨーロッパの東に位置する、中世の雰囲気が味わえるチェコ共和国。 家族や友人とゆっくり過ごし、0時になる少し前に外に出て花火を観たり、シャンパンを開けて乾杯したりしながら新年を祝います。

チェコの首都プラハのプラハ城へ向かう有名な橋、カレル橋では毎年30分程打ち上げ花火が上がります。中世の街並みに打ち上がる花火はすごくキレイと評判で、多くの観光客が集まるとか。しかしその後1~2時間程で寝てしまう人が多いそう。

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Photo Credit: Viet Dinh via Compfight cc

それもそのはず。キーワードにあるようにチェコでは昔から「元旦は、その一年を示す」と言われているので、1月1日は特別なことをせず、いつも通りゆっくり過ごす人が多いみたいです。

(2) 寒さなんて吹き飛ばす!花火の嵐/アイスランド

ヨーロッパでもかなり北に位置するアイスランドの1月の平均気温は、マイナス0.6度。どこへも出かけられなさそうな極寒を想像してしまいます。

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Photo Credit: sigosig-photography via Compfight cc

12月31日の大晦日には、町の至るところで「ブレンナ」と呼ばれるボンファイア(焚き火)が行われます。妖精達が迷わず町へ降りてこられるようにと、その年すべてのものを燃やしてしまおうという、バイキング時代からのアイスランドの古い言い伝えに基づくものだそうです。

この日はフォーマルな服を着て、友人や家族とターキーやアイスランドの伝統料理が並ぶ夕食を囲みます。ちなみにクリスマスはターキーではなく、Hamborgarhryggur(ハンボルガルフリッグル)という豚肉を食べるそうです。

23時30分頃になると、その年をおもしろおかしく振り替えるテレビ番組を見たあと、日付が変わる少し前に皆で外に出ます。 カウントダウンをして0時ちょうどになると、町中から花火が上がります。各家庭の庭や玄関先で、花火をして楽しむそうです。

(3) 歌って踊って応援! 新年も盛大に楽しむ!/ブラジル

今年4月にワールドカップも開催されたブラジル。サッカーの祭典でも、とても熱狂的だったのが記憶に新しいと思いますが、そんなブラジルの新年も、やっぱり熱い!

夏真っ最中に年越しを迎えるためか、パーティーや飲み会で多くの人が一晩中起きているそう。 ブラジル第二の都市サンパウロでは「パウリスタ通り」という通りがかなり盛り上がります。

12月31日の午後から15kmに距離固定されたサンシルベストレ(Sao Silvestre)国際マラソンが開催されます。今年で第90回にもなるこのマラソンは世界中から2万人以上もの参加者が集まります。

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Photo Credit: taylaphoto via Compfight cc

その後、夜からはパウリスタ通りでライブやショーが行われ、全員が白いものを身に着け、通りに集まります。なぜなら白いものは、昔から新しい年に身に着けると新しい人生・始まりを示すと言われているからだそうです。

(4) テトには家の中をお花で飾り付け!/ベトナム

ベトナムは中国と同じく旧正月を祝うため、特に1月1日にはただの休日感覚で何もしないそう。2015年は2月19日が元旦になりますが、この旧正月のことをベトナム語でテトと呼びます。

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Photo Credit: gilmarcil via Compfight cc

ベトナムに住む人々はこのテトのために、お家の中を花で飾りつけするのだそうです。北部に住む人はピンクの桃の花、南部では黄色の梅の花など、住む地域によって飾るお花は異なり、準備を始めだすのが新年を過ぎた頃。

テトにはホーチミン中心地から上げられる打ち上げ花火を一目見ようと、大勢の人が集まります。カウントダウンと共に花火が15分程打ちあがります。その後はベトナムの伝統料理を家族で頂いただきます。特にお正月伝統料理と言えばバンチュン(バンテットと呼ぶ地域もある)と呼ばれるおこわ蒸し(餅米の上に緑豆と味付けの豚肉を巻き寿司のようにしバナナの葉で巻いたもの)だそうで、どこの家庭でも手作りするのが一般的。

さらにベトナムの一部の仏教徒は、良いことを望み、亡くなった人たちを祈るという意味から野菜しか食べないといいます。

(5) 祝っちゃダメ!? イスラムの厳格な教え/サウジアラビア

イスラム教の多いサウジアラビアでは、イスラム法でムスリムは基本的にイベントを祝ってはいけないという法律があります。そのため1月1日は普通の日として過ごすそうです。熱心なイスラム教信仰者ほど、世界のどこにいても新年は祝わないそう。

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Photo Credit: Dakhilallah Almutairy via Compfight cc

ここでひとつ疑問が。ムスリムが使うヒジュラ暦の元旦は祝うのか。これはNO。イスラム法ではイード・アル=アドハーという祝日のみ祝うことが可能だと言われているんだとか。

さらにここで気を付けておきたいのが、旅行者はサウジアラビアなどのイスラム教徒の国で、祝うことができるのかということです。これはレストランや公共の場、外で祝うようなことをしてしまうと法にふれてしまうため、家で静かに祝うのが、イスラム教以外の人々の常識だそう。

よいお年を!

パーティーをしたり、寒い中外で花火をしたり。文化背景や宗教、季節などで大きく分かれるお正月の過ごし方。私は、こたつでテレビを見ながら、家族一緒に年越しそばを食べて迎える新年が好きです。どこの国にいても一年の反省を踏まえて目標を決め、次の年を気持ちよく迎えられたら素敵ですね。良いお年をお迎えください!

(ライター:永野 桃)

*Valentyna Zalevska「Iceland trip
*Momo Nagano「私もとうとう中世にやって参りました。世界一可愛い町?一泊二日観光編!【プラハ・チェコ】
*Hiroaki Inoue「ベトナム陸路縦断 ~ホーチミン観光~

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