男の肌の新習慣‼ 泡洗顔でその日の汚れはその日のうちにしっかり落とそう
あなたは正しい洗顔ができているだろうか。たかが洗顔だろ、と思われるだろうが侮るなかれ。その日1日の顔の汚れを落とすのが洗顔の目的だが、自分の顔が汚れていることに気づいていない男性が多すぎる。顔にはハウスダスト、花粉、PM2.5などの大気汚染物質など、空気中に浮遊する目に見えない汚れが付着しやすく、洗顔をせずにそのままにしていると、肌荒れ、赤み、かゆみといったトラブルを起こすこともあるのだ。
洗顔で落とす汚れは、先述のような空気中の浮遊物質だけではない。ベタつき、テカリ、脂っぽさの元である皮脂と、ザラつき、くすみの元である古い角質もターゲットだ。皮脂や古い角質が常に肌の上にあると酸化して、肌荒れ、色素沈着、毛穴詰まりの原因にもなる。肌を清潔に保つためにも洗顔は必要なのだ。
よし、洗顔をしよう! と意気込むのはいいが、水だけでバシャバシャと洗うのはちと違う。今回、おすすめする正しい洗顔は、洗顔料を使った泡洗顔だ。まず洗顔料を使う意味だが、空気中の浮遊物質だけを落とすなら水洗いだけでもいいが、皮脂は結局、脂なので、水だけではしっかり落ちない。脂を浮かせて落としてくれる洗浄剤、つまり、洗顔料が必要なのだ。最近の洗顔料はとても進化していて、選択的に汚れだけを落として、肌に必要な潤いは残す、または与える処方。そのため、水洗いや洗顔料以外の洗浄料、例えばハンドソープやボディソープで洗った際に起こりがちな、肌のつっぱり感はなく、しっとりとした調子のいい肌状態を体感できる。
そしてもうひとつ重要なポイントは、泡洗顔の肝となる泡。しっかりと泡立てた洗顔料の泡は、汚れの吸着力が高く、また肌と手の間で起こる摩擦を抑えるクッションの役目を果たす。泡で顔を洗うというしぐさを、女々しいと感じる人もいるかもしれないが、男のプライドを押し殺しても、お釣りがくる気持ちよさだ。ぜひ実践して欲しい。それでは、さっそく、顔を洗ってみようではないか。
洗顔を始める前はまず手を洗うこと。手に付着している雑菌や汚れを落としておく。
次に、約35~36℃の人肌温度のぬるま湯で顔を濡らす。洗顔料の滑りがよくなる。
洗顔料の使用目安量は2cm程度。使う製品によって多少、使用量は異なるので説明書で確認を。
手のひらに出した洗顔料に、水道水を少しずつ加えて。空気を含ませるようにかき混ぜて泡立て開始。
泡立て始めてから1分くらいすると、こんもりとしたキメの細かい弾力のある泡ができる。逆さにしても落ちないくらいまで泡立てる。
【これはNG!】手に洗顔料を伸ばしただけの、すぐに消えてしまうような、へなちょこの泡は泡洗顔として認められない。汚れ落ちが甘く、何より、手で肌をこすり洗いする原因になる。肌をこする刺激は、乾燥や肌荒れの一因になる。
泡洗顔では、泡をのせる順番にもルールがある。出来立ての泡は洗浄力が高いので、脂っぽい部分から洗うのがお約束。まずはおでこに泡をのせて、泡を手で転がすように洗う。
次に、小鼻に泡をのせ、泡をクルクルと転がすように洗う。小鼻周りは毛穴に汚れが詰まりやすく、ザラつきやすい部分なので念入りに洗いたいところ。
あご先、ほおの順に泡をのせて。内から外、下から上に向かって、指の腹全体で泡を転がすように洗う。
【これはNG!】手で顔をこすりながら洗う、ゴシゴシ洗い、はやってはいけない洗顔法! 肌を傷める原因になる。
すすぎの回数は最低10回から年齢の回数が理想。人肌温度のぬるま湯で泡をしっかりとすすぐ。生え際、あご裏は泡残りしやすいので、泡残りがないか鏡で確認しながらすすぐこと。
すすぎ終えたら、清潔なタオルで水気を吸い取らせるように押さえる。タオルでゴシゴシと顔をこすりたくなるところだが、グッとこらえて。
これで、泡洗顔のステップは終了。多くの女性は、清潔感があり、身だしなみがきちんとしている男性に好感を持つ。ギトギトしたベタつき肌は、大人の男の格を下げる。清潔さを手軽に得られる洗顔は、きちんとやって損はない。
美容ライター。ファッション雑誌、ライフスタイル雑誌、ビューティー雑誌を中心に美容記事を執筆中。斜め目線で美容を語るブログも時々更新。ayashira.jugem.jp
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