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お金もパソコンも要らない。失敗から学ぶ旅の本当の良さ

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MementMori「バルカン半島3カ国をゆったりトリップ」より

皆さんは旅において失敗をしたことはありますか? 失敗から学ぶものは数多くあります。そして、その失敗を活かして自分の糧にするということ。それこそが失敗の醍醐味であり、楽しいところです。

今回は、僕が旅で失敗したことと、それらを通して感じた旅における大切なこと2つを、お話したいと思います。

「お金持ち」として見られる肩身の狭さ

僕の旅での失敗のひとつ目は「お金を持っていきすぎる」ということです。

僕はお金持ちではないので、たくさんお金を持っていくことは比較的少ないのですが、途上国に行ったときに、そのような事がありました。アジアなど、日本に比べまだまだ物価が安い国などは、節約せねばという意識が薄くなり、つい必要以上のお金を持っていってしまいます。では、なぜお金を持って行きすぎたら失敗なのでしょうか?

それは現地の人々からの視線の問題です。

確かに観光客として、ただ遊びに行くならば、お金はあるに越したことはありません。たくさんお土産を買ったり、現地でないと体験できないような様々なアクティビティーにも参加できます。

ただ、用意された物事ばかり楽しんでいるだけでは、現地の暮らしや人々に接しづらくなってしまう恐れがあります。

昔の旅といえば、お金がかかるものでしたが、今は格安航空券で世界の国々に行け、シェアエコノミー(※1)の流れもあり、カウチサーフィン(※2)などの安く泊まれるサーヴィスも多くなりました。

(※1)共有型経済。自分が持っている有形私財をシェアしようという流れ。例えば家や車などを貸し出すなど
(※2)シェアエコノミーの潮流の一つ。旅人と現地の人を繋げるサービス
節約できる&海外の友達もできるサービス「Couch Surfing」ってなに? – サーフ編 –

良いホテルに泊まり、豪華な食事をしてお金を使う旅ももちろん良いものです。旅には色々な形があります。ただ、お金がありすぎて、僕が思ったことは「近いようで遠い」ということでした。

例えば、レストランで現地の料理を食べているはずなのに、周りには観光客ばかりで、現地の人がいなかったり。そういえば、一緒に来た友達とホテルの従業員くらいとしか喋ってないな……と感じたり。

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Yoshiyuki John Oshima「スペイン〜フランス5日間で2500kmドライブ旅行【後編】奇跡の町から南仏の凱旋門まで」より

旅に何を求めるかにもよりますが、コミュニケーションが生まれない旅は、どこか用意されたものをこなしているだけのようで物足りなく感じられました。お金を持っていきすぎると、できることも増えますが、できないことも生じます。ガイドブックやインターネットには載っていない事を自分の五感で体感することが、旅の醍醐味のひとつにも関わらず、必要以上のお金を持っていくことで醍醐味が半減してしまいました。

ただ、あくまでも必要以上に持っていくことが失敗というだけで、逆に持っていかなすぎるのも危険です。そこはお気をつけ下さい。

デジタルが消し去る「寄り道」の楽しさ

そして2つ目の失敗は「デジタルなツールが充実しすぎている」こと。

最近はスマートフォンやタブレットがあれば、世界の情報をどこにいてもゲットできる時代になりました。そのため、今までできなかった旅のスタイルや、あたらしい旅のおもしろさも増し、なにより便利なものになったと思います。

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