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【大衆演劇を観に行こう!】劇団颯のまさき座長に『千本桜』(歌:小林幸子)で舞っていただいた

 皆様、長らくお待たせいたしました。ただいまより、大衆演劇 劇団颯の颯まさき座長による特別舞踊ショー1幕を開演いたします。
演目は、作詞・作曲 黒うさP、歌・小林幸子による『千本桜』。

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【ニコニコ動画】大衆演劇 劇団颯・颯まさき座長の『千本桜』(歌:小林幸子)舞ってみた
http://www.nicovideo.jp/watch/1419391643

 
 突然の始まりとなってしまいましたが、みなさん、大衆演劇という演劇文化をご存じでしょうか?
冒頭で紹介した動画は、その世界のごくわずか。本文に入る前に、大衆演劇の魅力を少しでも感じ取っていただきたいと思い、今回記事に全面協力いただいた、劇団颯の颯まさき座長に、即興で『千本桜』を舞っていただきました。

颯まさき座長

 「即興で踊りの振り付けから衣装の用意までできるの?」なんて声が聞こえてきそうですね。では次から大衆演劇の魅力、広く知られざる独特の世界についてご紹介していきたいと思います。

■芝居のレパートリーは100超!!!

 大衆演劇の舞台は、第1部『芝居』、第2部『舞踊ショー』で構成される場合が多く、上演時間は大体3時間。
一か所の公演場所で各月1日から30日まで、つまりまるまる一か月間公演します(うち休演日は0~4日)。1日1~2回公演されるわけですが、実はほぼ毎日・毎回異なる演目を上演しているのです。

 そのため、1劇団につき『芝居』のレパートリー100以上(多いところで200と言われています)、『舞踊』のレパートリーも100以上あるといわれており、まさに「舞台におけるプロフェッショナル集団」なのです。

颯まさき座長 颯まさき座長

■芝居の台詞は先輩を観て覚える

 大衆演劇には「台本を使った稽古」というものは殆どなく、台詞は全て先輩が演じるのを観て覚えるという、昔ながらの手法で引き継がれています。そのため、大衆演劇の役者達は、一般に比べ恐ろしいほど記憶力が発達しているのです。

 まさき座長の話によると、ある劇団の座長の場合は舞台稽古1回こっきりで全員の台詞を丸暗記してしまうのだそう。ちなみに今回舞っていただいた『千本桜』も、まさき座長は1回聴いただけで殆どの歌詞を暗記してしまいました。本当に凄い!

 ただ最初から記憶力が発達していたわけではなく、まさき座長の場合には、高校を卒業し会社員時代を経て20歳でこの世界に飛び込んだそうですが、最初はやはりそこまで早く覚えることはできなかったそうです。日々の鍛錬から、記憶力が磨かれていったそうですよ。

颯まさき座長

■衣装は全て自前!

 今回の無茶ぶりにもかかわらず、すぐにご用意いただいた豪華衣装。(今回は幕もご用意いただきました。)
なぜこんな急な事にも対応できたかというと、舞台で使用する衣装の殆どが皆さん個人で用意する自前衣装だからなのです。

颯まさき座長 颯まさき座長
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