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Xmasチキン商戦はコンビニ優位 本命ファミマ、対抗ローソン

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 クリスマスに食べるチキンといえば、これまでは老舗のケンタッキーフライドチキンやスーパーの精肉コーナーで買っていた家庭も多いだろうが、近年、その座はコンビニエンスストア(CVS)に奪われつつある。

 そして、今年の“チキン商戦”もコンビニ優位になる可能性が高い。

「クリスマスが木曜日でイブが水曜と平日にあたるうえ、金曜(26日)で仕事納めという多忙なサラリーマンも多いため、遅い時間に手早くチキンを買うには店舗数が圧倒的に多いコンビニが有利」(大手スーパー関係者)

 カレンダーの日並びからいえば、23日が祝日(天皇誕生日)のため、前倒しでクリスマスを祝う人たちもいるだろう。しかし、コンビニのホットコーナーで売られているチキンは年々進化を遂げて味も本格的になっているため、わざわざ食品スーパーやケンタッキーなどの専門チェーンに足を運ぶ人が減ってきたのは事実だろう。

 では、今年のコンビニチキンはどんな特徴があるのだろうか。“2大ブランド”として支持の高いファミリーマートの「プレミアムチキン」と、ローソンの「黄金チキン」から見てみよう。

 2001年からフライドチキン商品を売り出しているファミマは、2012年に鶏肉の食感やスパイス、衣までこだわり抜いたプレミアムチキン(現在190円)を販売したところ、大ヒット。チキン商品全体で年間2億本を超える売り上げに大きく貢献している。

 今年はクリスマス向けに手羽の部位を使った「ファミマプレミアムチキン(ウイング)」(205円)や「ファミマプレミアムチキン(サイ)」(同)を発売するなど、チキン商品のさらなる売り上げ拡大を目指している。

 コンビニ業界の専門紙『コンビニエンスストア速報』編集長の清水俊照氏が話す。

「ファミマのプレミアムチキンは他のコンビニ商品より濃い味付けで、特に若い人たちから根強い人気となっています。今年は複数買いを推奨するため、BOXでのセット売りに力を入れ、割引でお得感を出しているのが特徴です」

 一方、ローソンの「黄金チキン」も負けてはいない。骨付きのフライドチキンとしては2013年10月発売と後発ながら、すでに累計で4600万本を販売。今年10月からは黄金チキンの新シリーズ「旨塩」(185円)を加えた。

「岩塩を使用し、黒コショウを手で揉み込むことで味のアクセントにしています。また、肉の美味しさをしっかり味わえるよう、極限まで薄くパリパリ食感の衣に仕上げました」(ローソン広報担当者)

 ファミマ同様、セットパック商品も売り出し、昨年のクリスマスシーズンはフライドチキン商品全体の売り上げが前年比で約1.8倍になったという。

 もちろん、ファミマやローソン以外のコンビニチェーンもクリスマス特需を狙ってチキンの販売を強化している。

 セブン-イレブンの「揚げ鶏」(170円)やサークルKサンクスの「こだわりチキン」(190円)などは20円安くなるセール(25日まで)を実施したり、ミニストップの「プライムチキン」(190円)が12種類のハーブとスパイスを使ったリニューアル効果を狙ったりと、各チェーンともクリスマスのチキン需要を取り込もうと必死だ。

「コンビニ各社は店内で揚げるフライヤー商品を増やしていますが、中でもチキンメニューは圧倒的に人気で、コンビニとの相性がいいようです。

 今後も、クリスマス時期だけでなく年間を通じて売れるような新たな商品もたくさん開発するでしょうから、コンビニチキンの売り上げはまだ伸びていくと思います」(前出・清水氏)

 定番化するコンビニチキン。だが、専門店の巻き返しを含め、業態の垣根を超えたチキン商戦はますます熱くなりそうだ。


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