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「歯磨きでオエッ」は老化のせい?

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歯磨きをしているときや、うがいをしているとき、思わずオエッと吐き気をもよおした経験はないだろうか。体調が悪いわけでも、まして酔っ払っているわけでもないのに、これは何か病気の兆しなのだろうかと、ちょっと不安になってしまう。

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風邪やインフルエンザが流行するこれからの季節は、積極的にうがいをするべきだし、こうした不安は早めに解消しておきたい。新宿ライフクリニックの須田隆興先生に聞いてみた。

「歯磨きやうがいで吐き気を起こすのは、咽頭部への摩擦によって起こる“嘔吐反射”です。つまり、喉の奥の方を刺激することで、反射的に吐き気をもよおすことがあるんです。飲み過ぎたときなど、喉の奥に指をつっこんで胃の中のものを吐き出そうとしますよね。あれも、この嘔吐反射を利用したものです」

つまり、嘔吐反射が起こるのは、必ずしも体調不良と直結しているからとはかぎらない。歯磨きの場合は、磨き方によるところが大きいのではないかと須田先生は解説する。

「たとえば奥歯を磨く際や、舌をブラッシングする際は、あまり歯ブラシを奥まで突っ込まないよう気をつけるだけで、嘔吐反射の発生はだいぶ回避できるはずですよ」

また、人によっては、歯ブラシのサイズが大き過ぎて、無自覚のうちに咽頭部を圧迫しているケースもありそう。その場合はヘッドの小さな歯ブラシに変えるのも手だが、「虫歯は慢性炎症から動脈硬化につながることもあるので、ブラッシングは入念に行うべき」と須田先生。

なるほどと納得しかけたものの、よくよく考えると子供の頃には、歯磨き中に吐き気がすることはなかった気がする。年を取ってからの方がオエッとなる頻度が高いのは…気のせい? 

「食べ過ぎや飲み過ぎによって胃が拡張した状態のときには、普段よりも嘔吐反射が起こりやすいといわれています。大人になってからの方がこうした症状が気になるという方は、お酒を飲む機会が多いのも原因の1つかもしれませんね。もちろん、消化器系の炎症や潰瘍がそうした反射を促すこともあり得ますから、嘔吐感が続くようなら医師に相談してみましょう」

もともと嘔吐反射には個人差があると須田先生は補足する。暴飲暴食や歯磨きの仕方を改善してもよくならない場合は、診断を仰いでみてはいかがだろうか。
(友清 哲)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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