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安倍自民大勝 「別の道」示さなかった民主や維新ら野党に責任

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 総選挙は「この道しかない」と掲げた安倍自民党が大勝し、第3極政党をはじめ野党は壊滅状態となった。国民の熱気や期待は薄く、不思議な選挙戦だった。

 開票本部で「バラ」をつける役の自民党幹部たちも、選挙中から違和感を覚えていたようだ。谷垣禎一・幹事長は、

「今回は追い風でも向かい風でもない。こういう選挙は怖い。誰かが変な失言をして『何だ』となると、パタパタとやられる」と党内引き締めを通達した。

 すると、図ったようにその途端に麻生太郎・副総理が「(アベノミクスで利益を)出していないのはよほど運が悪いか、経営者に能力がないからだ」「(社会保障費の増加は)子供を産まないのが問題」といった失言を連発した。

 それでも有権者の怒りに火が点くことはなく、自民党勝利の流れは変わらなかった。なぜだろう。安倍首相は選挙戦序盤、有権者にこう問いかけた。

「他に道があるなら教えてほしい」

 有権者も投票所で思ったのではないか。「他に選択肢があるなら教えてほしい」と。多くの有権者にとって、アベノミクスで生活が楽になったという実感はなくても、現実的な選択肢が「この道」しか与えられていなかった選挙でもあった。その点は、党利党略にこだわって「別の道」を示さなかった民主、維新ほか野党に責任がある。

※週刊ポスト2014年12月26日号


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