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映画『イエスマン』原作者インタビュー! ハッキリとイエス・ノーを言えない日本人?

何にでも「いいですよ~」と快諾してしまう人が、あなたのまわりにもいるのではないだろうか? 映画『イエスマン “YES”は人生のパスワード』に登場する主人公がまさにソレ。ジム・キャリー演じる主人公は、何に対しても「YES!」(イエス!)と答える人物として、この映画を非常に興味深いものにしている。

そんな『イエスマン “YES”は人生のパスワード』の原作者であるダニー・ウォレス氏に、なんと当編集部はインタビューを決行! ヒジョーに興味深いお話を聞くことができた。

記者:
シンプルな質問ですが、ウォレスさんはなぜ、「YES」としか言わないと決めたのでしょうか? また主人公のアレンとご自身を比較して、似ている部分や異なる点はありますか?

ダニー氏:
YESと言い始める前、私は6か月間ほど何に対してもNOばかり言っていました。友人から飲みの誘いがあっても理由を作っては断わり、ロックのライブに誘われても断わり、いつも家にいて、TVばかり見ていて何もしていませんでした。そんな人生を全く謳歌していない自分に気づいたのですが、その習慣からは中々抜け出せないんですね。それはおそらくNOと言うことに慣れてしまって、面倒くさいからか、習慣化していくんです。

でもある日、変わったことが起こります。その言葉がどれだけ私に影響を与えるかご本人は知り得なかったでしょうが、私は知らない男の人から「あなたはもっと“YES”と言うべきだ」と言われます。

その時私は思いました。これだ、これが答えだ! と。NOとずっと言ってきたが安易すぎた、もっとYESと言うべきだと。でもどうせならYESの回数を増やすだけでなく、こうなったら全てにYESと言ってみよう、と思ったのです。自分の人生を逆転させ、あるべき状態に戻し、ポジティブな方向に向かうために。そして行動に移しました。全てに“YES”と答えることを。何か頼まれたり、勧められたり、何にでもです。

記者:
すべて「YES」と答える主人公のアレンですが、ウォレスさんご自身の実生活では「YES」と言い続け、どのような影響がありましたか? また、ご自身の原作が映画化までされましたが、「YES」といい続けた結果なのでしょうか?

ダニー氏:
YESと言い始めてからいろいろと奇妙な事が起こりました。でもその中には素晴らしいこともありました。起こったことの中で最も良かったことはある女性に出会ったことです。彼女は既にYES GIRLで、のびのびとしていて、楽しく、当時の私とは違った生き方をしていました。でも私がYESと言い続けることによって、普段やらないような事にチャレンジする勇気もわいて来て、それによって親しくもなりました。本や映画のネタばれになるので何が起こったかはお話しませんが、たった一つの言葉が人生を変えてしまうというのは驚くべきことです。

“YES”な結果にならなかったことはといえば、・・そうですね、全てのスパムメールにYESと言ったこと、パーティーで「車買わない?」と聞かれてYESと答えるハメになったこと、週末に地球の反対側まで旅行に行くことになったこと、などYESと言ったことに対してとんでもない額をクレジットカードで払いました。それでも私は止めませんでした。

記者:
映画化が決まったときは、どのような心境でしたか?

ダニー氏:
ハリウッドから電話が来て映画化させてくれないかと聞かれたときは、おそらく今までに言った一番簡単な“YES”だったと思います。非常に素晴らしい経験ですが、始めは全く実感がありませんでした。パブやバーで“誰がお前の役をやるの?”という会話をしていろいろなスターの名前を並べていましたが、誰がやるのかは知りませんでした。

そんなある時、ニュージーランドの辺鄙な島のビーチにいたところ、電話がかかってきました。そうすると“私はジム・キャリーです”って言うんです。僕はとんでもなく驚きました。でもビーチで一人なので誰にも話せない。誰かにすぐにでも話したくて一人で走り回っていましたよ。LAに行ってセットを訪問したり、ジム・キャリーと話したり、とても素晴らしい経験をしました。彼は映画の中でも本当に素晴らしいし、これ以上の幸福はないですね。

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