体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

だから旅はやめられない!昔と今で変わっていく、旅に出る理由 

飛行機の窓から。海に浮かぶ島がはっきりと見えます。

飛行機の窓から。海に浮かぶ島がはっきりと見えます。

知らない土地に行って、自分の知らない世界を見て、旅をする時っていつもワクワクしますよね。家族や友達と旅行に出かけるのも楽しいけれど、一人旅をして自由気ままに移動するのも面白いです。

人って、どうして旅に出たがるのでしょう? 理由は人によって様々です。

私の場合、はじめはただの憧れでした。「自由そうだから」「バックパッカーってカッコいいから!」。そんなイメージだけで、ふらりと旅に出たのが始まりです。

実際に旅をしてみると、ギャップを感じることもありました。海外では危険なこともあるし、何が起こっても、ぜんぶ自己責任。けれど、旅先で出会う人の優しさに触れられることも多いのです。

本や映画を通して膨らんだ、旅への想い

思えば、旅に興味を抱いたきっかけは、子供の頃に親しんだ小説や映画など、メディアの影響が大きいのかもしれません。物語の登場人物に自分を重ねたり、テレビ番組に釘付けになったりして「自分もこんな風になりたい!」「こんな場所に行きたい!」という夢を、今まで持ち続けてきました。

最初の頃は、実際にどうすれば旅をできるかなんて、全くわかりませんでした。日本の外に一歩も出ることのないまま中学生になった私は、学校で授業を受けて、家に帰って、あとは友達と遊んだり塾に行ったりと、旅とはまったく無縁の生活を送っていました。それなりに充実していましたが、同じことを繰り返す日々に正直、つまらなさを感じていました。

そんな時、何気なく立ち寄った本屋で見つけた高橋歩さんの「毎日が冒険」。この本が、いい意味で私にとって大きなショックを与えてくれました。著者は気のむくままに好きなことをやって、色々な場所を旅して、それを仕事にしています。その生き方がとても新鮮で、カッコ良くて。

「世の中にはこんな自由な生き方をしている人もいる!」

それまでただの憧れだった旅へのイメージが、一気に現実味を帯びたのは、この本がきっかけでした。

旅から感じる非日常は、冒険と現実逃避のため

実際に旅に出て、まず感じるものは「非日常的な楽しさ」です。国内外問わず、知らない土地では、普段生活している場所と違う常識や文化が存在します。新しいものは、私達に刺激をくれます。

旅に出てからしばらくは、独特のワクワク感が忘れられなくて「旅をする行為」自体にハマっていきました。

未知の世界への冒険心が、より一層「旅に出たい!」という思いを強くしていきました。それに加えて、旅へのきっかけとなったテレビや雑誌の中の景色が目の前にあるということも感動的で、旅行を計画する時には観光雑誌などを調べては行きたい所にチェックを入れていました。

NYC、初めてのタイムズ・スクエア。テレビで見ていた景色が目の前に。

NYC、初めてのタイムズ・スクエア。テレビで見ていた景色が目の前に。

「画面や紙を通して見ていた世界を、自分の目で見てみたい!」

そう思って始めた旅でしたが、いつの間にか「知らない場所に行くこと」が目的になってしまいました。「あの場所に行った」「この景色を見た」という事実が欲しくて、ガイドブックに載っている有名な観光スポットばかりを訪れていました。最初は驚いたり感動の連続だったのに、なんだか旅が楽しくない、と感じるようになったのです。

そうなってしまった原因は、きっとどこかで、旅を現実逃避として捉えていたから。私は、同じことを繰り返す毎日から逃げたくて、だから旅に行けば何かが変わると思っていたのかもしれません。しかし旅をすることが日常になると、途端につまらなくなってしまったのです。

カナダ、ヴィクトリアにある高級ホテルの中庭玄関。 扉を開けたら不思議な世界が待っていそう。
1 2次のページ
Compathyマガジンの記事一覧をみる
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。