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「スマホの電磁波は悪影響」の真偽

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電気を使う機器や場所に発生する「電磁波」。電気の力が働いている状態の空間「電界」と磁気を帯びた「磁界」の波のようなもので、スマートフォンや携帯電話からも放射されることで知られている。この電磁波を一度に大量に浴びてしまうと人体に悪影響を及ぼすといわれ、その影響について心配する声も少なくない。

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そこで、電磁波に詳しい電磁界情報センターの大久保千代次所長に、携帯電話とスマホの電磁波にまつわる噂の信ぴょう性について聞いてみた。

ネット上などでは「放射能より携帯電話やスマホの電磁波の方が危険」という噂話が出回っていたりますが、実際のところどうなのでしょうか?

「世界保健機構(WHO)が、世界54カ国で電磁波の影響を調査した結果では、『携帯電話を原因とするいかなる健康被害も確立されていない』と報告しています。携帯電話から発せられる電磁波が脳をはじめとした細胞に悪影響を与える、あるいは良い影響を与えるということについて、はっきりとした根拠はないのです。また、携帯電話やスマホで発生している電磁波は“非電離放射線”に分類されるもので、物質を壊すものではありません。一方、電離放射線にあたる放射能は遺伝子などの物質を壊すエネルギーを持っている“電離放射線”で、浴びるとガンになる危険性があります。人体への危険度でいうと放射能の方が遙かに高いといえます」

とはいえ、ペースメーカーに影響があるとも聞くので、やはり少し不安なのですが…。

「ペースメーカーに対する影響はありますが、これは人体への影響とは別物です。ペースメーカーは、心臓に微量の電気を流して刺激を与えることによって動いています。そのため、携帯電話やスマホを近づけることによって、電気を流すリード線に影響を与えてしまい誤作動を起こす恐れがある。そのため、国際的な基準としては、胸から15cm以上離すように定められていますし、我が国もこれを採用しています。なお、電流を流して測る体脂肪計を、ペースメーカーの利用者が使用するのもNGです」

ちなみに、電磁波は身体から離せば離すほど届きにくくなるので、どうしても心配な場合はハンズフリーキットなどの機器を利用するのも手とのこと。いずれにしても、現状では携帯電話とスマホが人体に悪影響をもたらすという根拠は乏しいようだ。

(末吉陽子/やじろべえ)

記事提供/『R25スマホ情報局』
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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