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日本男児33歳 上海市郊外で「中国の婚活パーティー」に潜入

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 日本では「婚活」イベントが花盛りだが、中国人の「婚活」にかける熱意は日本の比ではない。さまざまな現場に潜入ルポを行なってきた中国在住ジャーナリストの西谷格氏が、独身生活にピリオドを打つべく、中国版婚活パーティーに参加した。

 * * *
 ステージ上でオモテ面に「YES」、ウラ面に「NO」と書かれたボードを持った10人の若い女性たちが、ステージ下に立つ1人の男性と向き合っている。男性が自己紹介を終えて司会者が、「さあこの方どうでしょう?」と女性たちに向かって大きな声で問いかけると、10人中7人が胸の前で「YES」のボードを掲げた。「YES」の文字の上には、目はハートマーク、口元はキスを求めて突き出した女の子の絵が描かれている。男性と女性は司会者の案内に従って、
 
「具体的な仕事内容は?」
「趣味はありますか?」
 
 などと簡単な会話を交わし、お互いを品定め。司会者が今度は男性に向かって「請選択(お選び下さい)!」と迫ると、男性はお眼鏡にかなった一人の女性の手を取り、満面の笑顔で舞台を降りて行った。カップル成立を祝福し、会場は大きな拍手に包まれた。
 
 上海市郊外にあるタワーマンションのイベントスペースで行なわれた婚活パーティーの1コマ。ステージ上で”セリ形式”でのカップリングイベントが行なわれていたが、あまりに直接的過ぎて見ている方も恥ずかしくなる。
 
 私は中国在住6年目の33歳ながら中国人女性とは付き合ったことがないため、交際相手を探すべく現地の婚活パーティーに参加することにした。果たして良い相手は見つかるだろうか。

 冒頭の婚活イベントに話を戻そう。参加人数は150人ほどで男女比は4:6で女性の方が多い。用意された10数卓の丸テーブルには収まりきらず、会場はぎゅうぎゅう詰めの立ち見状態になっていた。年齢層は20?30代が中心だが、2割ほど40~50代も混じっていて幅広い。

 服装は全体的に極めてラフで、男性はダボっとしたジャージやスウェット、スニーカーなども多く、ジャケットと革靴でドレスアップしてきた私は浮いてしまったほどだ。中国ではビジネスや結婚式などの場でもラフな服装が多い上、男性は外見に無頓着な人が少なくない。

 ステキな女性を探そうとドキドキしながら会場内を物色したが、田舎っぽいファッションに身を包んだほぼスッピンの垢抜けない女性たちばかり並んでおり、早くも不吉な予感。京劇役者のドーランのようにファンデーションやルージュを厚塗りした女性も目立ち、合コンでいうなら「ハズレ」の部類ばかり。申し訳ないが、落胆した。

 会場はガヤガヤした落ち着かない空間だったが、26歳の中学校教師と知り合うことができた。

「私自身よりも、親が早く結婚しろってうるさい。良い人がいたら友達になれたらとは思うんだけど……」

 表情はどこか浮かず、世間体のために仕方なく来ているようでもあった。この日はイベント色が強すぎて、残念ながら他の女性とゆっくり会話する時間がなく、別の婚活パーティーでリベンジすることにした。

※SAPIO2015年1月号


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