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旅の達人が推薦 東京タワーとディナークルーズのクリスマス

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 イブの24日も本番の25日も平日という今年のクリスマス。遠出はせず、東京で過ごすなら東京タワーの夜景を楽しむディナークルーズがおすすめだ。航空・旅行アナリストの鳥海高太朗氏による連載『“おとな旅”コンシェルジュ』から、クルーズ前の待ち合わせののち、東京・日の出桟橋から船に乗り、再び桟橋に戻ってくるまでの見どころを紹介しよう。

 * * *
 日が沈み東京タワーがライトアップされたら、メインイベントの会場へと向かおう。目指すはタクシーで10分ほどの日の出桟橋。桟橋には白い優美な船体の船が停泊している。船の名は『シンフォニーモデルナ』。
 
 バブル時代を謳歌(おうか)した方なら、この船名にピンとくるに違いない。バブルの熱狂が渦巻いていた平成元年(1989)に就航したレストランシップ『シンフォニー』は、企業のパーティーや芸能人の結婚式などに貸し切られ、多くの人にとって憧れの船であった。『シンフォニーモデルナ』はバブル崩壊後に就航した船だが、今、この船でのディナークルーズが改めて注目されている。理由はクルーズのコースにある。

 日の出桟橋を出た船は、東京タワーを右手に見ながら進む。レインボーブリッジの真下を通過するころ、ディナーがスタート。クリスマス期間中は、ふだんよりグレードアップした正統派フレンチ。グラスシャンパンが1杯付いて1人2万2000円。乗船代込み)だ。

 まずは、ジャズの生演奏を聴きながらシャンパンで乾杯。前菜を食べ終えるころに、最初のビューポイントとなる東京ゲートブリッジが見えてくる。彼方には東京スカイツリーの姿も。外は寒いが、コートを羽織って外のデッキに出てみよう。ちょうど羽田空港に着陸する飛行機が東京ゲートブリッジの真上を通過している。ツレの女性はその神秘的な姿にうっとり。イイカンジになったら橋をバックに今夜の思い出の1枚をパチリ。
 
 老婆心ながら夜間撮影の際の注意を申し上げておくと、女性をメインにする場合にはフラッシュを使い、背景をメインにする場合にはフラッシュなしで撮影すること。クルマの運転同様、カメラの撮影が下手な男もバカにされますぞ。

 撮影後は再びテーブルに戻って食事を楽しもう。メインディッシュの黒毛和牛フィレ肉のグリルと根室産蝦夷鹿のグリルを食べ終わったころ、船は羽田空港沖に差しかかる。今度は羽田の滑走路を離着陸する飛行機のオレンジ色の光が幾筋にも見えては消えていく。再びデッキに出て、用意しておいた決めぜりふを。「次はあの飛行機に乗って海外のリゾートにでも行こうか──」

 なお、このときにクリスマスプレゼントを渡すのもお忘れなく。

 デッキで冷えた体は、船内に戻ってコラーゲン入りの甘い『シンフォニーオリジナルホットワイン』(864円)で暖めよう。最後にデザートを食べてお腹が一杯になったところで、再びレインボーブリッジが見えてくる。右手にお台場、正面にレインボーブリッジと東京タワー、この豪華な組み合わせの夜景は、東京に住んでいる者にとってもじつに新鮮な光景である。
 
 ちなみにこのディナークルーズの別名は「ハートクルーズ」。ダブルツリー(東京タワーと東京スカイツリー)、ダブルブリッジ(レインボーブリッジと東京ゲートブリッジ)の各スポットを、ハート型のルートでめぐるからである。

 約2時間半のディナークルーズをたっぷり楽しみ、夜9時半に船は日の出桟橋へ戻る。

■鳥海高太朗(とりうみ・こうたろう)/千葉県富津市生まれ。航空・旅行アナリスト、帝京大学理工学部航空宇宙工学科非常勤講師。文化放送「オトナカレッジ」に「トラベル学科」講師としてレギュラー出演中(毎週金曜日20時~)。著書に『That’s ANA マニュアル ANA 公式ガイドブック』『エアラインの攻防』など。1年間のフライト数は100以上。

※週刊ポスト2014年12月19日号


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